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医学のあゆみ296巻2号

全身疾患の新たな危険因子としてのマイクロ・ナノプラスチック

医学のあゆみ296巻2号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2026年1月12日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2026年1月

書籍・雑誌概要

全身疾患の新たな危険因子としてのマイクロ・ナノプラスチック
企画:下畑享良(岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野)

・近年,マイクロ・ナノプラスチック(MNPs)による環境汚染が世界的な関心を集めている.
・MNPsは単なる環境汚染物質ではなく,生体内に侵入して蓄積し,炎症,酸化ストレス,免疫調節異常といった生体応答を惹起する可能性が指摘されている.実際,MNPs陽性例で心筋梗塞や脳卒中などによる死亡リスクが上昇すること,認知症患者の脳に高濃度のMNPsが蓄積していることが報告され,また,肺胞レベルでのMNPs曝露は慢性炎症や線維化を増悪させる可能性が指摘されている.
・本特集では,免疫毒性,生体への侵入経路,細胞傷害機構から,曝露低減に向けた行政的取り組みまで,多角的な視点でMNPsに関する最新情報を紹介する.

目次

総論――マイクロ・ナノプラスチックの基礎知識と問題点
マイクロ・ナノプラスチックに含まれる化学物質と毒性
マイクロ・ナノプラスチックの人体への侵入とその機序
マイクロ・ナノプラスチックの表面性状と細胞障害性
マイクロ・ナノプラスチックの心血管系への影響
マイクロ・ナノプラスチックの脳梗塞,認知症への影響
大気中マイクロ・ナノプラスチックの呼吸器系への影響
環境省のマイクロ・ナノプラスチックへの取り組み

TOPICS
【感染症内科学】
HIV感染症の現状:病態理解と治療の進歩,早期診断の課題
【内科学/心身医学】
心因性発熱:経過観察は解決策ではない.積極的に治療すべき高体温症

連載
【医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用】
13(最終回).「ヘルスプロモーションプランナー」実現に向けた分散型ネットワークとデジタルツイン活用のスポーツ医学の発展:『次世代コンディショニング提供システム』構築
【医師の働き方改革――取り組みの現状と課題】
12.医師の有給休暇の取り扱い
【医療における生成AIとDX】
4.生成AIを用いた診断応用の現在地と課題
【医療にいかす行動経済学】
はじめに――「行動経済学」という用語を聞いたことがあるだろうか?
1.医療行動経済学のすすめ

FORUM
【人間社会の未来――専門家が予見する人類の行方】
8.気候変動と健康の未来
【書評】
『微生物世界の探究 生命誕生の謎へと至る四〇〇年』