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医学のあゆみ281巻2号
免疫系の概日リズム
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年4月11日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2022年4月
書籍・雑誌概要
免疫系の概日リズム
企画:生田宏一(京都大学医生物学研究所免疫制御分野)
・概日リズム(体内時計)は神経,内分泌,消化,代謝,循環など,さまざまな生命活動をコントロールしている.近年,これらの生体機能に加え,概日リズムによる免疫系の制御機構が明らかにされている.
・概日リズムが,リンパ球自身の生物時計や交換神経の活動,糖質コルチコイドなどを介してリンパ球のリンパ器官への集積を促し,免疫応答能を高めるというものである.
・今回の特集は概日リズムと免疫系の関係のみならず,概日リズムと免疫が関係する病態や疾患との関係性にも焦点を当てたものである.
目次
■グルココルチコイドによる免疫応答能の概日制御
■交感神経を介する免疫細胞動態の日内変動
■体内時計による免疫機能と癌の制御
■アレルギー疾患と概日リズム
■体内時計による関節リウマチの制御
■関節リウマチの特徴を考慮した時間薬物療法
TOPICS
【輸血学】
「血液製剤等に係る遡及調査ガイドライン」の一部改正について
【脳神経外科学】
がん遺伝子パネル検査による脳腫瘍治療
【再生医学】
日本の再生医療等安全性確保法に遵守した臨床用ヒトES細胞株の樹立とその現状
連載
【オンラインによる医療者教育】
23.コロナ有事における教員と学生のコミュニケーション――名古屋大学の事例
【COVID-19診療の最前線から――現場の医師による報告】
15.呼吸療法:侵襲的人工呼吸管理とECMO概論
【バイオインフォマティクスの世界】
4.マイクロバイオームと臨床メタプロテオミクス:共棲細菌がチームで働く仕組みの解明
フォーラム
【中毒にご用心――身近にある危険植物・動物】
8.キョウチクトウ――アレクサンダー大王は遠征中に多くの兵を失ったと伝えられているが……
【オンライン診療の二元論】
3.新規と既存――オンライン診療参入企業は何思う