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医学のあゆみ282巻2号
A型・E型肝炎の最新動向
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年7月11日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2022年7月
書籍・雑誌概要
A型・E型肝炎の最新動向
企画:四柳 宏(東京大学医科学研究所先端医療研究センター感染症分野)
・ウイルス肝炎のうち,A型肝炎とE型肝炎は経口感染により発症することが知られている.A型肝炎は上水道の完備に伴い,加熱不十分な海産物からの感染が主な感染経路であり,現在も一般生活者では最も多い感染経路である.
・発展途上国への渡航の際はHAワクチンの接種が強く推奨されている.グローバル化の進むなか,HAワクチンの接種と並び,抗ウイルス薬の開発が進められている.
・E型肝炎は診断キットの開発・上市に伴い,急性肝障害のかなりの割合を占めることがわかってきた.ウイルス増殖のメカニズムが詳細に解析できるようになり,治療薬,さらにはワクチン開発などが加速した.
目次
■最近のA型肝炎の疫学・臨床像・診断の特徴
■A型肝炎の予防と治療
■E型肝炎ウイルスに関する最近のトピックス
■最近のE型肝炎の疫学・臨床像の特徴
■E型肝炎の遺伝子診断・ゲノム解析
■E型肝炎ウイルスワクチン開発の現状
連載
【バイオインフォマティクスの世界】
13.やってみようバイオインフォマティクス――SNP解析編
【人工臓器の最前線】
はじめに
1.植込型補助人工心臓――重症心不全治療における役割
TOPICS
【皮膚科学】
StevensーJohnson症候群/中毒性表皮壊死症における好中球の役割
【疫学】
ナショナルデータベースを用いた中心性漿液性脈絡網膜症の疫学
【腎臓内科学】
蛋白尿発症の分子メカニズム――ネフローゼ症候群の成因
フォーラム
【中毒にご用心――身近にある危険植物・動物】
17.イヌサフラン,グロリオサ(コルヒチン)――球根や塊茎を誤って食べると……