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雑誌
医学のあゆみ293巻11号
データシェアリングと個人情報保護の課題
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2025年6月16日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2025年6月
書籍・雑誌概要
データシェアリングと個人情報保護の課題
企画:米村滋人(東京大学大学院法学政治学研究科)
・医療データの利活用は,症例報告や観察研究といった小規模な研究から,大規模情報集積による臨床医療・産業応用まで飛躍的に拡大しつつある.この潮流を加速させる鍵となるのがデータシェアリングである.
・その実現には,データの標準化や管理システムの構築,費用負担モデルの確立といった技術的課題と,個人情報保護法制との整合性確保など法制度・社会的課題が複雑に絡み合う.国内外の先進事例から学び,新たな制度設計の可能性を探る時機が到来しているといえる.
・本特集では,医療情報学の第一人者,法律の専門家,バイオバンク運営者,製薬企業の実務者など多様な立場から,データシェアリングの意義と現状を解説し,課題に立ち向かうための道筋を示す.
目次
医療データシェアリングの意義
医療情報をめぐる個人情報保護と情報利用の課題
ゲノム情報とデータシェアリングの意義
欧州健康データ空間(EHDS)規則の概要
医療データシェアリングの活用実例と今後の制度的方向性
データベースを通じたデータシェアリングの現状と課題
製薬企業における臨床試験データシェアリングの意義と課題
ヘルスケア・データシェアリングの拡大に向けた法制度の課題と展望
TOPICS
【疫学】
亜鉛欠乏症――日本人の血清亜鉛濃度の現状とその特徴
【小児科学】
胎便に含まれるヒト由来タンパク質の在胎週数によるプロファイル
連載
【細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望――臨床への展開】
21.脊髄損傷に対するヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞移植療法の新たな治療戦略
【ケースから学ぶ臨床倫理推論】
12.サイコオンコロジー
【イチから学び直す医療統計】
4.ランダム化とは
FORUM
【司法精神医学への招待――精神医学と法律の接点】
7.医療観察法医療の現状と課題――通院処遇