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雑誌
医学のあゆみ293巻1号
健康危機への備えと対応――パンデミックと能登半島地震を踏まえた社会とシステムのあり方
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2025年4月7日
ページ数 120
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2025年4月
書籍・雑誌概要
健康危機への備えと対応――パンデミックと能登半島地震を踏まえた社会とシステムのあり方
企画:今中雄一(京都大学大学院医学研究科ヘルスセキュリティセンターセンター長)
・2020年のCOVID-19パンデミックや2024年の能登半島地震などは記憶に新しい.突発的災害による健康危機への対応は喫緊の社会課題である.同時に,薬剤耐性がもたらすサイレントパンデミックや人口減少社会における社会保障費や医療費の財源逼迫も,静かに進行する重大な健康危機といえる.
・これら多様な健康危機に体系的に対処するには,医学領域のみならず,防災学や経済学,社会心理学など多分野との協働が不可欠となる.さらに,個人のセルフケア能力や地域社会レジリエンスの向上も重要であり,これらの統合的アプローチが安心・安寧の社会を構築する鍵となる.
・本特集では,健康危機管理に関わる多領域の専門職が,社会システムの理想的なあり方を提言する.また,最新の研究成果や実践活動,過去からの教訓,技術・制度の課題と展望を多角的に紹介する.
目次
■感染制御・救急災害医療など危機管理の視点から
感染制御と臨床検査の観点からみたCOVID-19パンデミックと健康危機管理の課題
救急・災害医療から健康危機管理へ
医療安全管理と災害・健康危機リスク管理の連続性
健康危機における医療管理――医療専門職人材の機能限定性に着目して
感染症危機管理――感染症対策を超えて
■基礎医学の視点から
ヒト病原性ウイルス研究から考える次のパンデミックへの対策
わが国における新規ワクチン開発のためのヒト免疫モニタリングシステム構築の重要性
劇症化する細菌感染症
■社会と健康の視点から
健康危機におけるリスクコミュニケーション
健康危機管理への予防医療学的なアプローチ――AEDを活用した危機管理体制の構築とPHRによる救急災害医療DXへの展望
パンデミックに備える急性期,回復期,維持期リハビリテーションシステムの構築
健康危機に対する地域保健と公衆衛生看護
危機時の“健康の社会的決定要因”
■災害対応・防災の視点から
災害医療支援活動
甚大な健康危機に対するグローバルな備えと対応
総合的な危機管理
災害時の保健医療福祉に関する政策研究の動向と人材育成
■社会・経済・制度政策の視点から
健康危機に向けたわが国の政策
健康危機への対応と法治主義
文化的デフォルトとパンデミック対応
日本の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が消費行動へ与えた真の影響
ヘルスセキュリティと健康医療介護の社会システム