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医学のあゆみ291巻2号
セラノスティクス――PET画像診断から核医学治療へ
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2024年10月14日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2024年10月
書籍・雑誌概要
セラノスティクス――PET画像診断から核医学治療へ
企画:渡部直史(大阪大学大学院医学系研究科核医学)
・診断と治療を融合した画期的コンセプト「セラノスティクス」が,がん医療に革命をもたらしている.前立腺がん診療を一変させたPSMA治療をはじめ,核医学分野は過去10年で劇的な進化を遂げた.
・さらには,がん関連線維芽細胞を標的とするFAPI-PETなどの次世代技術も登場している.セラノスティクスの可能性は無限に広がっており,さらなる発展が見込まれる.
・本特集では,セラノスティクスの基礎から最新動向まで,第一線の専門家がわかりやすく解説する.セラノスティクスに馴染みのない読者の皆様にその魅力が伝わり,理解を深めていただけることを期待したい.
目次
■具体例からみるセラノスティクスの原理と課題
■PET診断薬の院内製造の現状
■神経内分泌腫瘍に対するルタテラ治療
■褐色細胞腫・パラガングリオーマに対するライアット治療
■前立腺癌に対するPSMA標的治療
■FAP(線維芽細胞活性化タンパク質)標的PETからセラノスティクスへの挑戦
■核医学セラノスティクスにおけるdosimetry
TOPICS
【細胞生物学】
下垂体バソプレシンが生み出す頑強な概日時計――時差ボケ改善を目指して
【産科学・婦人科学】
フソバクテリウム細菌感染は子宮内膜症の発症を誘導する
連載
【臨床医のための微生物学講座】
25.ヒトプリオン
【緩和医療のアップデート】
20.アドバンス・ケア・プランニング――わが国における望ましいACPとは?
【自己指向性免疫学の新展開――生体防御における自己認識の功罪】
12.細胞内核酸センサー経路の異常活性化を起因とする自己炎症性疾患
フォーラム
【戦争と医学・医療】
はじめに
1.イスラエルによるパレスチナ・ガザへの軍事侵攻と健康破壊の実態