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医学のあゆみ286巻5号

生体イメージングの最前線――絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開

医学のあゆみ286巻5号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2023年7月31日

ページ数 192

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2023年7月

書籍・雑誌概要

生体イメージングの最前線――絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
企画:石井 優(大阪大学大学院医学系研究科感染免疫医学講座免疫細胞生物学教室)

・生体イメージングを支える光学技術や,見たい対象・現象を可視化するためのプローブ技術,見た現象から情報を抽出するための画像解析技術などにおいて絶え間なく多角的な技術革新が進められた.
・こうした技術革新により“見えなかったものが見えるようになる”ことで,神経,免疫,がんなどをはじめ,多種多様な生命現象の本質が解明されて,生体イメージング分野はここ十年で最も前進した分野の一つとなった.
・本特集では,生体イメージングの最新の技術開発から,それらを駆使した最先端の生命科学研究(基礎から臨床まで)を網羅されており,各分野のトップ研究者による執筆で,重厚感のある一冊となっている.

目次

■技術・機器の進歩
光学顕微鏡を用いた生体蛍光イメージング技術の進歩
広視野二光子励起ライトシート顕微鏡による生物個体のライブイメージング
マウス生体内イメージングに向けたツール開発
蛍光タンパク質プローブによる細胞間相互作用の可視化
生命機能を可視化するさまざまな化学蛍光プローブ
■イメージングで神経活動を解析する
イメージングを駆使したシナプス情報伝達の解明
広視野高速二光子励起顕微鏡FASHIO-2PMによる大脳皮質ネットワークのin vivoイメージング
成体脳で新生するニューロンが,睡眠中に恐怖記憶を固定化する
発達期の樹状突起刈り込みを制御するシナプス競合のメカニズム
神経回路機能解析のための細胞種特異的な標識と光学イメージング
シナプスイメージングを基軸とした精神病態の多階層理解
ホログラフィック光学技術を駆使した神経回路研究
■イメージングで免疫系や生体恒常性を解析する
骨・免疫系の生体イメージング研究
皮膚の生体イメージング研究
蛍光イメージングにより明かされるリンパ節の動的細密構造
光変換蛍光タンパク質発現マウスを用いたin situ光ラベルを駆使した新規免疫学研究アプローチ
腸管免疫の生体イメージング
腸内炎症と好中球/マクロファージのイメージング解析
臓器内“zone”による空間的に不均一な免疫制御
血管・血栓形成のイメージング
生体イメージングを用いた腎疾患の病態解析
呼吸器系感染症の生体イメージング――二光子生体イメージングでみるウイルス感染肺
■新規解析・診断技術の動向
生体イメージングの画像解析
生体イメージングとシングルセルオミックスの統合解析
生体イメージング技術を用いた切らないがん組織診断
生体イメージングによる切らない皮膚診断
“蛍光ガイド手術”はすでに実現している