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医学のあゆみ285巻4号
全身性強皮症――病態解明と診断・治療UPDATE
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2023年4月24日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2023年4月
書籍・雑誌概要
全身性強皮症――病態解明と診断・治療UPDATE
企画:住田隼一(東京大学医学部附属病院強皮症センター,同大学院医学系研究科皮膚科学)
・全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)は,皮膚のみならず内臓諸臓器の線維性変化が特徴の慢性疾患であり,膠原病の中で最も予後不良かつ病因不明の希少難病で,厚労省の指定難病である.
・SScの主な合併症は,間質性肺疾患や肺高血圧症であり,重症度や進行度は患者ごとに大きく異なる.近年,SScの病態理解が進み新規治療法開発が盛んに行われ,症状・合併症に応じた治療薬が多彩となった.
・SScの診療においては,できるだけ早期に診断を行い,合併症の有無やその程度を評価したうえで,症状に応じた治療法を取捨選択し,患者に応じた治療法のカスタマイズが大切となる.本特集では,多彩な診療科領域の執筆陣に,各分野の最新の知見を解説いただいく.
目次
■全身性強皮症における自己抗体とその意義
■エピジェネティクスから紐解く全身性強皮症の病態
■全身性強皮症の間質性肺疾患――病態と治療の最新知見
■全身性強皮症に伴う肺高血圧症――病態・診断・治療
■強皮症腎クリーゼ――病態と治療の進歩
■全身性強皮症の消化管病変――病態と治療戦略
■皮膚硬化と末梢循環障害に対する新規治療戦略
連載
【医療DX――進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識】
16.救急医療の情報分断を解決する医療DX
【救急で出会ったこんな症例――マイナーエマージェンシー対応のススメ】
6.動物に咬まれた! 犬,猫,ヒト,ハムスター――よくある咬傷からまれな合併症まで
TOPICS
【神経内科学】
神経核内封入体病の新規封入体構成タンパク質,ホルネリンの同定
【循環器内科学】
心房細動アブレーション:ビッグデータの解析からみる日本の最新状況
フォーラム
【日本型セルフケアへのあゆみ】
20.よくわかるがんゲノム医療③:進行がんのセルフケア