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医学のあゆみ285巻2号

環境化学物質が人体へ与える影響

医学のあゆみ285巻2号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2023年4月10日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2023年4月

書籍・雑誌概要

環境化学物質が人体へ与える影響
企画:市原佐保子(自治医科大学医学部環境予防医学講座)

・先進国では,大気汚染や水質汚濁,典型的な産業中毒症例は減り,低濃度の環境化学物質などによる環境ストレスの長期曝露による影響が深刻化しているが,発展途上国では,環境汚染は喫緊の課題となっている.
・人体に影響を及ぼす環境要因は,われわれの健康を脅かすのみならず,次世代への影響も危惧される.社会の持続的な発展を目指すためにも,環境の健康への影響を科学的に明らかにすることが重要である.
・本特集では,現時点で問題となっている環境化学物質を中心に,そのヒトへの影響に関する話題や職業がんについて専門家に解説いただくほか,近年,立て続けに発生し問題となっている職業がんについても紹介する.

目次

■PM2.5・超微小粒子の健康影響
■環境中のカドミウムと人への健康影響
■ヒ素による健康影響――高血圧,動脈硬化,糖尿病との関連
■農薬類の健康影響リスク評価とリスク管理
■アスベストの人体への影響
■ダイオキシンによる健康影響と日本の規制の現状
■有機フッ素化合物(PFAS)への曝露とヒト健康リスク
■職業性胆管がんの発見

連載
【医療DX――進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識】
14.診療情報の利活用と個人情報保護法
【救急で出会ったこんな症例――マイナーエマージェンシー対応のススメ】
4.その発赤,壊死性筋膜炎では?――軽微な皮膚の発赤が生死を分ける!?

TOPICS
【生化学・分子生物学】
ヒト胎児卵母細胞発生過程の体外再構成
【細菌学・ウイルス学】
SARS-CoV-2オミクロンBA.2株のウイルス学的性状の解明

フォーラム
「第14次労働災害防止計画」のねらい