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医学のあゆみ280巻7号
HPVワクチンと子宮頸がんHPV1次検診
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年2月14日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2022年2月
書籍・雑誌概要
HPVワクチンと子宮頸がんHPV1次検診
企画:笹川寿之(金沢医科大学産科婦人科・生殖周産期医学)
・女性の社会進出や環境変化に伴い,検診先進国の英国においてさえ国民検診を実施しないかぎり子宮頸がん死亡率は増加することが示されている.
・性交経験のある女性の8割以上にHPVが感染し,その9割は自然消退するものの,一部は持続感染化してがんとなる.多くは無症状であるため,検診を受けないかぎり子宮頸がんや前がん病変の発見は困難であろう.
・本特集では,このような状況に危機感を共有する専門家に集合していただいた.子宮頸がんに関する日本の現状,このままHPVワクチン接種が滞るとどのような不利益が発生するかについて報告する.
目次
日本と世界の子宮頸がんの現状
HPVワクチンの有効性と8年にわたる接種率の低迷がもたらす負の影響
HPVワクチンの副反応問題
思春期の子どもの機能性身体症状とその対応
子宮頸がん検診におけるHPV検査――細胞診・HPV検査併用法とHPV検査単独法
子宮頸がんのない未来へ――WHOの世界的戦略
子宮頸がん検診におけるHPV検査導入の意義と年齢別解析による効率化
TOPICS
【腎臓内科学】
慢性腎臓病患者への生活食事指導は費用対効果に優れる――腎臓病戦略研究(FROM-J)の結果から
【社会医学】
海藻摂取と循環器疾患
【脳神経外科学】
頭部外傷に対する神経集中治療
連載
【オンラインによる医療者教育】
17.Withコロナ時代のオンライン多職種連携教育――課題と展望
【ユニークな実験動物を用いた医学研究】
15.クマムシ:極限ストレス耐性のメカニズム――ヒトへの応用を展望して
【COVID-19診療の最前線から――現場の医師による報告】
9.専門家会議――これまでの背景と役割
フォーラム
【中毒にご用心――身近にある危険植物・動物】
2.スズラン――若芽をギョウジャニンニクやアマドコロなどの山菜と誤食すると
【オンライン診療の二元論】
1.医療とデジタル――診療報酬差額がもたらすもの