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医学のあゆみ280巻13号

薬物性肝障害の最新トピック

医学のあゆみ280巻13号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2022年3月28日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2022年3月

書籍・雑誌概要

薬物性肝障害の最新トピック
企画:滝川 一(帝京大学医療技術学部長,同医学部名誉教授)

・薬物性肝障害(drug-induced liver injury:DILI)の多くは予測不能であり,肝細胞障害型では劇症化して死に至ったり,肝移植になる場合もあるが,その発生機序もほとんどが不明のままである.
・近年,肝障害のタイプ別では胆汁うっ滞型が減少し,肝細胞障害型が増加している.また起因薬にも変化がみられ,抗悪性腫瘍治療薬の頻度が増加している.
・本特集ではDILIの最新の知見についての執筆を,わが国の最先端の先生方にお願いした.読者の日常診療に有益なものになることを期待したい.

目次

■薬物性肝障害発症機序と分類の最新理解
■薬物性肝障害発症に関連するバイオマーカー
■薬物性肝障害の起因薬の変遷
■薬物性肝障害の診断
■健康食品による肝障害
■免疫チェックポイント阻害薬による肝障害
■薬物性肝障害による急性肝不全とACLF

TOPICS
【循環器内科学】
Cyclic GMPーProtein Kinase Gシグナルを標的とした新たな心不全治療戦略
【脳神経外科学】
転移性脳腫瘍の個別化治療
【免疫学】
NonーCoding DNA領域による制御性T細胞分化メカニズム

連載
【オンラインによる医療者教育】
22.コロナ時代の研修医リクルート
【COVIDー19診療の最前線から――現場の医師による報告】
14.米国の臨床現場からの報告――ニューヨーク市での感染爆発を経験して
【バイオインフォマティクスの世界】
3.プロテオミクスと質量分析――疾患の現場にいたのはどの遺伝子だ?

フォーラム
【中毒にご用心――身近にある危険植物・動物】
7.マグロ,カツオなど(ヒスタミン魚中毒)――保存状態の悪いものを食べると……

速報
先天性心疾患成人における癌併発――当施設での実態