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医学のあゆみ280巻12号

熱傷治療の進歩

医学のあゆみ280巻12号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2022年3月21日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2022年3月

書籍・雑誌概要

熱傷治療の進歩
企画:櫻井裕之(東京女子医科大学形成外科)

・重症熱傷は外傷のなかでも最も侵襲が高度で,大量の医療資源・人的資源の投入を必要とする.受傷後早期は大量輸液と循環・呼吸管理などと並行して,熱傷創部壊死組織(焼痂)切除と植皮術による皮膚再建を要する.
・広範囲熱傷においては,患者自身から採取できる皮膚面積は限られているため,日本スキンバンクネットワークによる同種皮膚の役割は非常に大きなものである.
・社会復帰に向けて大きな障害となる,瘢痕拘縮に対しては形成外科的再建手術,リハビリテーションによる機能回復訓練,瘢痕の質的改善を目的とした再生医療な度が近年の進歩として注目されている.

目次

■多数熱傷患者発生時の日本スキンバンクネットワークの役割
■災害発生時の熱傷診療
■培養表皮による広範囲熱傷患者の救命
■熱傷手術の進歩―――Versajet,NexoBrid,MEEK,RECELL
■熱傷創に対する感染対策の進歩
■遊離皮弁による熱傷後瘢痕拘縮形成術の実際
■ケロイド・肥厚性瘢痕に対する再生医療導入の展望
■熱傷創治療に対する再生医療――細胞増殖因子・人工皮膚・幹細胞
■熱傷患者に対するリハビリテーションの進歩

TOPICS
【腎臓内科学】
新しいループス腎炎の組織学的分類の有用性と残された課題
【疫学】
バイオマーカーとしてのテロメア長
【眼科学】
眼の健康寿命を延ばそう――“アイフレイル”と気づきにくい眼疾患

連載
【オンラインによる医療者教育】
21.オンラインによるFaculty Development――Zoom教育事例検討会
【COVIDー19診療の最前線から――現場の医師による報告】
13.COVIDー19患者の宿泊療養
【バイオインフォマティクスの世界】
2.トランスクリプトームデータの一般的な解析手順

フォーラム
【中毒にご用心――身近にある危険植物・動物】
6.ドクゼリ――日本三大有毒植物,欧米で最も有毒な植物