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医学のあゆみ280巻1号
小児・AYAがんの最前線
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年1月3日
ページ数 120
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2022年1月
書籍・雑誌概要
小児・AYAがんの最前線
企画:滝田順子(京都大学大学院医学研究科発達小児科学)
・昨今,小児・AYAがんにおける診断,治療はめざましい変化を遂げている.次世代シーケンサーの台頭により治療標的の同定が急速に進み,小児・AYAがんにおいてもがん遺伝子パネル検査として実装される時代となった.
・近年開発されたCARーT細胞療法や二重特異性T細胞誘導抗体薬,抗GD2抗体薬などが導入され,再発・難治の急性リンパ性白血病,神経芽腫の治療において革新的な効果を発揮し,治療の選択肢が各段に広がった.
・本特集では,小児・AYAがんを取り巻く医療の最近の展開を踏まえて,基礎的研究,臨床研究および実地診療に携わっていらっしゃる最前線でご活躍の先生方に,最新の成果,現状についてわかりやすくご解説いただく.
目次
乳児急性リンパ性白血病に対する治療の現状と展望
難治性急性リンパ性白血病の治療の新展開
小児TーALLの分子遺伝学的特徴
T細胞性急性リンパ性白血病における新規治療の展望――ダサチニブ高感受性T細胞性急性リンパ性白血病の病態解析を通じて
AYA・成人B細胞性急性リンパ性白血病の分子基盤の最前線
AYA急性リンパ性白血病に対する臨床試験の課題
急性骨髄性白血病における分子基盤の最前線
小児・AYA世代急性白血病に対する造血細胞移植の現状と展望
神経芽腫に対する抗GD2抗体免疫療法
横紋筋肉腫治療の現状と将来展望――欧州EpSSG臨床研究からみた日本の横紋筋肉腫治療体系
小児肝腫瘍の分子基盤と新規治療法の将来展望
肝芽腫の多施設共同研究――国際共同臨床試験を含めて
骨肉腫の分子基盤の探求と標的治療の開発
脳腫瘍の分子診断の現状と展望
造血器腫瘍のパネル検査の課題と展望
小児・AYAがんの遺伝性素因と二次がん
小児・AYAがんに対する陽子線治療
小児・AYAがん患者のトータルケアの現状と今後の展望
小児・AYAがんの長期フォローアップ
小児・AYAがんの妊孕性温存