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医学のあゆみ276巻11号
炎症性腸疾患――診療と研究の最新情報
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年3月15日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2021年3月
書籍・雑誌概要
炎症性腸疾患――診療と研究の最新情報
企画:渡辺 守(東京医科歯科大学高等研究院)
・潰瘍性大腸炎やクローン病に代表される炎症性腸疾患(IBD)は日本における患者数増加が著しく,これを専門としない消化器医も診療する機会が増え,診断・治療について,よく理解しなくてはならない疾患となっている.
・本特集では,IBDのトップランナーの先生に執筆をお願いした.現在および将来のIBD診断や治療を俯瞰して理解できるようになり,難治例については適切なタイミングで専門施設へ紹介されるようになることを期待したい.
・すべてのIBD患者に適切な診断,疾患活動性評価,および積極的で適切な治療選択が行われ,予後が改善されることに,本特集が寄与することを期待したい.
目次
■腸内細菌と粘膜免疫から見た炎症性腸疾患の病態
■炎症性腸疾患における新規薬剤の使い分け
■炎症性腸疾患における画像検査の疾患活動性評価とTreat-To-Targetの意義
■炎症性腸疾患におけるバイオマーカーによる疾患活動性評価とTreat-To-Targetにおける役割
■スペシャルシチュエーション(高齢IBD患者,妊娠)における課題
■炎症性腸疾患におけるレジストリ研究――明らかになる臨床課題
■再生医療研究から生まれる将来の新規非薬物治療
TOPICS
【循環器内科学】
プロテインキナーゼNが関与した心不全の新規メカニズム
【輸血学】
東京オリンピック・パラリンピックに向けた輸血の新興・再興感染症対策――新型コロナウイルスの影響は?
【神経精神医学】
腸内細菌と脳機能,ビフィズス菌による認知機能改善作用の可能性
速報
全国国民健康保険診療施設協議会会員病院施設職員における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染状況把握のための血清疫学調査
連載
【臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学】
22.免疫疾患とゲノム医科学
【バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用】
18.生体に学ぶ水中防汚技術
フォーラム
【パリから見えるこの世界】
99.プラトンの『テアイテトス』,あるいは「真に知る」ということ
【天才の精神分析――病跡学(パトグラフィ)への誘い】
15.童謡詩人 金子みすゞ――心の軌跡