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介護サービス生産性向上ガイド 介護現場の悩みを解消するケア効率化の手法

介護サービス生産性向上ガイド 介護現場の悩みを解消するケア効率化の手法
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筆頭著者 日経ヘルスケア (編)

日経BP

電子版ISBN

電子版発売日 2024年12月16日

ページ数 240

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-296-20663-6

印刷版発行年月 2024年11月

DOI https://doi.org/10.24630/9784296206636

書籍・雑誌概要

人材不足が進む中、ケアの効率化は待ったなし。
どこから着手すればよいか、どうすれば効果を高められるか、実例も踏まえ徹底解説!

2040年には高齢者1人を現役世代1.5人が支える社会に――。少子高齢化が進行する今後、要介護高齢者が急増する半面、介護を担う人材はますます不足していきます。「限られた介護職員で介護ニーズの拡大に対応するにはどうすればよいのか?」。そんな介護現場の悩みを解消するため、ケア効率化の手法を解説したのが本書です。

厚生労働省が策定した「介護現場の生産性向上ガイドライン」の内容や活用方法、2024年度介護報酬改定で創設された「生産性向上推進体制加算」の算定のポイントを分かりやすく説明し、ICT(情報通信技術)化の実績で先行する介護施設・介護サービス事業所の実例を紹介。介護現場の課題を「見える化」して業務改善に取り組む手順や、テクノロジー機器を使ったケア効率化の手法を学べるとともに、介護事業の成功のヒントをつかむことができます。

目次

第1章 介護事業者に生産性向上が求められる背景と国の政策
  DX推進で介護業務を効率化
  目指すは介護人材不足の克服
第2章 「生産性向上ガイドライン」に沿った業務改善の取り組み
  生産性向上ガイドラインの留意点
  PDCAサイクルに基づき課題を解決
第3章 「生産性向上推進体制加算」「特定施設の人員基準緩和の特例措置」のポイント
 PART1 「生産性向上推進体制加算」のポイント
  ガイドラインへの対応が要件に
  上位加算はICT活用の「成果」を報告
 PART2 「特定施設の人員基準緩和の特例措置」のポイント
  総時間に占める直接ケアの増加が要件
  提出データは介護職員・利用者の「全員」
第4章 介護事業者の生産性向上を支援する行政の取り組みと補助制度
  介護DX推進の成果に数値目標を設定
  ICT機器の導入支援の補助金を拡充
第5章 先進的な介護事業者のケースに見る生産性向上のヒント
 CASE1 社会福祉法人友愛十字会「砧ホーム」/東京都世田谷区
  特養の職員配置を「2.7対1」に効率化
  業務改善の成果で内閣総理大臣賞を受賞
 CASE2 (株)リフシア「リフシア松林」/神奈川県茅ヶ崎市
  介護業務を補助するケアサポーターを戦力化
  介護職員数の抑制と残業時間削減を実現
 CASE3 社会福祉法人善光会「フロース東糀谷」/東京都大田区
  自法人の研究機関で200種類の機器の性能を実証
  いち早く上位の生産性向上推進体制加算(I)を算定
 CASE4 SOMPOケア(株)/東京都品川区
  特定施設の人員基準緩和の承認に向けて体制を整備
  自社システムのデータ活用で各施設の業務改善を支援
 CASE5 社会福祉法人若竹大寿会/横浜市神奈川区
  再現性重視の業務改善で人員配置を効率化
  浮いた利益7000万円分を給与増の原資に
 CASE6 愛生館グループ/愛知県碧南市・安城市
  ICTで夜間の直接巡視を廃止、業務を3割削減
  3施設で生産性向上推進体制加算(I)を算定
 CASE7 一般社団法人慈恵会・介護老人保健施設「青照苑」/青森市
  ICTで入浴介助業務を大幅に効率化
  全職員の残業時間を8割超削減
 CASE8 (株)アズパートナーズ/東京都千代田区
  「EGAO link」の導入で介護業務を省力化
  機能訓練などの充実でケアの質向上も実現
第6章 資料編
  1 生産性向上推進体制加算の留意点(「生産性向上推進体制加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例等の提示について」)
  2 特定施設の人員基準緩和措置の留意点(「『指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準』等における生産性向上に先進的に取り組む特定施設等に係る人員配置基準の留意点について」)