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私の患者になってくれてありがとう ―残存小腸0㎝の短腸症候群、17年間の在宅静脈栄養の軌跡―
筆頭著者 井上 善文 (著)
大阪大学国際医工情報センター 栄養ディバイス未来医工学共同研究部門 特任教授
フジメディカル出版
電子版ISBN
電子版発売日 2019年9月30日
ページ数 296
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-86270-174-9
印刷版発行年月 2019年9月
書籍・雑誌概要
・著者が主治医として関わった残存小腸0㎝の短腸症候群の患者、中村絵里さん。2017年3月に亡くなるまでの彼女の17年間の在宅静脈栄養(HPN)の軌跡をたどりながら、同時に今日の臨床栄養の問題点や課題をもあぶりだす、渾身の1冊
・絵里さんが懸命に歩んだHPNライフ。医療者がそこから学びとらねばならないことは何か? 本物の栄養管理とは?
目次
まえがき
第1章 絵里さんに実施した在宅静脈栄養
1.絵里さんの栄養管理を依頼される
2.絵里さんの病気:短腸症候群について
3.中心静脈栄養法:TPNとその実施方法の開発・進歩
4.在宅静脈栄養法:HPNの安全な実施方法の確立と現状
5.私の栄養管理履歴
第2章 絵里さんにHPNを実施する
1.阪大病院を受診するまで
2.絵里さんにHPNを開始する
3.学会のセミナーに絵里さんが登壇
第3章 出産
1.新しい命の誕生
2.絵里さんのCVポートを入れ替える
3.順調、順調
第4章 その後
1.再度の闘病生活
2.絵里さんを苦しめる症状が次々と
3.緊急入院、再出発
4.一進一退
5.そして…
第5章 エピローグ
1.家族の思い
2.最後に