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GLP-1受容体作動薬 ―宝の持ち腐れにしないための本

GLP-1受容体作動薬 ―宝の持ち腐れにしないための本
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筆頭著者 弘世 貴久 (編著)

東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学教授

フジメディカル出版

電子版ISBN

電子版発売日 2019年10月28日

ページ数 152

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-86270-173-2

印刷版発行年月 2019年10月

DOI https://doi.org/10.24590/9784862701732

書籍・雑誌概要

・糖尿病薬物治療におけるGLP-1受容体作動薬のポジショニングの再考を,具体的な裏付けを示しながら提言
・基本的解説(種類・分類)から,第一選択薬として用いるべき根拠,膵外作用,基礎インスリンへの上乗せ・ステップダウン,安全性,新規配合注への期待,症例提示まで
・東邦大学の糖尿病・代謝・内分泌学分野の教室の総力を挙げた糖尿病診療に必携の1冊

目次

1.GLP-1受容体作動薬の基本
イントロダクション
①GLP-1受容体作動薬とは~種類と分類~
②GLP-1受容体作動薬のわが国における処方状況
③なぜ,これほど使われなかったかを考えよう

2.ファーストインジェクションとしてのGLP-1受容体作動薬
イントロダクション
①注射療法のトレンド,基礎インスリン療法と比較しよう
②独り勝ち,最も使われているDPP-4阻害薬と比較しよう BOOST2

3.ほかにもたくさんある,GLP-1受容体作動薬を使う理由!
イントロダクション
①GLP-1受容体作動薬の食欲抑制作用について
②GLP-1受容体作動薬と心血管リスクについて
③GLP-1受容体作動薬の腎保護作用
④糖尿病患者以外に投与したら!(認知症に対する効果,抗肥満薬として)

4.インスリン療法と絡める
イントロダクション
①基礎インスリンへの上乗せ
②頻回注射療法からのステップダウン
③配合薬への期待(IDegLira)

5.GLP-1受容体作動薬,安全なのか?
イントロダクション
①低血糖および消化器神経症状
②膵炎,悪性腫瘍

6.症例から考えよう
イントロダクション
①経口剤との併用
②高齢者に在宅で(週1回製剤とデグルデク週3回療法も含めて)
③肥満症例(SGLT2阻害薬やメトホルミンと絡めて,三種の神器)
④インスリンとの併用(離脱,ステップダウン,BOT強化)

コラム
1 発売当初のGLP-1受容体作動薬に対する評価を思い起こす
2 だからGLP-1受容体作動薬はファーストインジェクション!
3 持効型溶解インスリンとGLP-1受容体作動薬,配合剤の新しい考え方(New Philosophy)
4 糖尿病薬大量投与は怖いのか?
5 GLP-1受容体作動薬と用量の話
6 若い医師の目の付け所は違うなあ!
7 GLP-1受容体作動薬は高価な治療なのか?