書籍・雑誌概要

2005年に発行した「腎生検病理診断標準化への指針」の病理改訂版となります。

目次

「腎生検病理診断標準化への指針」改訂にあたって [槇野　博史]
はじめに：腎生検病理アトラス発刊にあたって [田口　尚，城　謙輔，長田　道夫]
執筆者一覧
臨床情報編
腎生検病理診断に必要な臨床情報 [木村健二郎]
　 1．腎の臨床症候を把握する
　 2．症候の把握から糸球体病変の診断へ，そして病因の解明へ
　 3．腎疾患の症候と腎病変の関係
　 4．腎疾患の診断を進めるための臨床症候の見方
　 5．腎組織所見を推測するうえで有用な臨床検査
腎生検臨床情報記載用紙：成人 　 [横山　仁]
　 1．腎生検臨床情報記載用紙の解説
　 2．腎生検検査成績記載表の解説
腎生検臨床情報記載用紙：小児　 [本田　雅敬]
　 1．腎生検臨床情報記載用紙の解説
　 2．腎生検検査成績記載表の解説
病理総論
腎生検に必要な各種染色法 　　　[山中　宣昭]
　 1．HE 染色（Hematoxylin-Eosin 染色）
　 2．PAS 染色
　 3．PAM 染色（PASM-HE 染色）
　 4．Masson 染色
　 5．弾性線維染色
　 6．その他の特殊染色
　　　〈付〉主な染色法のプロトコール例
光顕標本の所見の捉え方 　　　[城　謙輔，長田　道夫，田口　尚]
　 1．腎臓の組織構造と名称
　 2．光顕標本の所見の捉え方
　 3．光顕診断への橋渡し
免疫抗体法の所見と捉え方 　　　[小川　弥生，上田　善彦]
　 1．免疫染色法の実際
　 2．蛍光抗体法と所見の捉え方
3．診断に役立つその他の免疫組織染色
　　　〈付〉各種免疫染色の手順
電子顕微鏡所見の記載法 　　　[上杉　憲子，浜口　欣一]
　 1．所見記載の仕方
　 2．電顕での正常構造
　 3．電顕所見の記載について
腎病理診断の標準化 　　　[城　謙輔，長田　道夫，田口　尚]
　 1．腎病理診断標準化の意義
　 2．腎病理診断標準化の実際
　 3．光顕診断の実例
　 4．腎生検光顕診断報告書（実例呈示）
腎疾患の分類
糸球体腎炎WHO 分類の問題点とその対応 　[重松　秀一]
　 1．用語の定義について
　 2．原発性糸球体疾患（primary glomerular diseases）について
　 3．活性度（activity）と病期（進行度stage）について
　 4．原発性糸球体疾患には適合しない糸球体疾患
尿細管，間質，血管病変の分類　　[山口　裕]
　 1．尿細管間質病変の成因
　 2．主な尿細管病変
　 3．主な間質病変
　 4．主な血管病変
腎疾患各論
微小変化型ネフローゼ症候群　 [橋口　明典]
巣状分節性糸球体硬化症　　　 [長田　道夫]
膜性腎症　　 [本田　一穂]
IgA 腎症　　 [城　謙輔]
紫斑病性腎炎 [久野　敏]
溶連菌感染後糸球体腎炎　 [上田　善彦，佐藤　英章，滝本　寿郎]
半月体性糸球体腎炎　　 　[三井亜希子，清水　章 ]
膜性増殖性糸球体腎炎　 　[深澤雄一郎]
Dense deposit 病 　　[城　謙輔]
ループス腎炎 　　　　[倉持　茂 ]
糖尿病性腎症 　　　　[北村　博司
腎アミロイドーシス　 [江原　孝史]
リポプロテイン糸球体症 　[長田　道夫]
細線維性糸球体腎炎／イムノタクトイド糸球体症　[田口　尚]
クリオグロブリン血症性糸球体腎炎　　　　　　 [田口　尚]
軽鎖沈着症　　　　　[大橋　健一]
肝疾患およびウイルス関連腎炎 [上杉　憲子]
細菌感染に伴う腎症　[岡　一雅]
Alport 症候群　　　 [内藤　一郎]
菲薄基底膜病　　　　[内藤　一郎]
先天性ネフローゼ症候群 [長田　道夫]
Fabry 病 　　　　　　　[松岡健太郎]
ミトコンドリア異常症 　[松岡健太郎]
爪膝蓋骨症候群　　　　 [松岡健太郎]
血管病変
腎硬化症 　　　　　[田口　尚]
血栓性微小血管症 　[浜口　欣一]
血管炎症候群 　　　[秋草文四郎]
間質性腎炎
尿細管間質性腎炎 　　　　[山口　裕，小林　賛光]
急性尿細管壊死／傷害 　　[杉崎　祐一]
代謝性尿細管障害　　　　 [立野　正敏]
家族性若年性ネフロン癆／髄質囊胞性腎疾患[前田　邦彦]
移植腎病変
移植腎：拒絶反応 　　　　　[相田　久美]
移植腎：薬剤性腎障害 　　　[藤井　晶子]
移植腎：ウイルス性腎障害　 [金綱友木子]
移植後リンパ増殖疾患 　　　[金綱友木子]
随伴性腎疾患
悪性腫瘍と腎障害 　[冨田　茂樹，滝本　寿郎，佐藤　英章]
骨髄移植と腎障害 　[小池　淳樹 ]
透析腎 　　　　　　[緒方謙太郎]
索　引