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腎生検プラクティカルガイド
より深い臨床診断へのアプローチ
筆頭著者 西 慎一 (編)
神戸大学教授
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28478-8
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 230
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26986-0
印刷版発行年月 2013年3月
書籍・雑誌概要
“臨床医向け”に腎生検から治療方針決定までをまとめた実践的なテキスト.基礎をまとめた総論と病理写真・イラストを掲載した各論,ケーストレーニングの三部構成.各論では,日常よく遭遇する疾患の病理写真と読み取り型のポイントを解説.多数の画像(光顕268,蛍光73,電顕58)を読み取ることで診断・鑑別・重症度判定・治療方針の立て方の実際が身につく.腎臓内科医必読.
目次
【内容目次】
序論 腎生検の歴史
Ⅰ 総論
1 腎生検の適応と患者への説明
2 腎生検前に必要な検査と処置─抗血小板薬と抗凝固薬服用者への対応
3 腎生検の手技と検査後管理─進め方と合併症への対応
4 優れた腎生検標本とは
Ⅱ 各論
1 正常腎組織と加齢変化
2 腎生検組織の評価法─低倍から高倍への観察手順
3 糸球体腎炎像を理解するためのイラスト解説
4 糸球体疾患の組織像
A.原発性糸球体疾患
1.微小(糸球体)変化
2.微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)と巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)
3-1.メサンギウム増殖性腎炎
3-2.膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)
4.膜性腎症(MN)
5.管内増殖性糸球体腎炎
6.管外増殖性糸球体腎炎(半月体形成性糸球体腎炎)
B.続発性糸球体疾患
1.糖尿病性腎症
2.ループス腎炎
3.血栓性微小血管症(TMA)
4.パラプロテイン腎症
5-1.Fabry病
5-2.Alport症候群
5 尿細管間質疾患の組織像
1.尿細管間質の炎症性変化
2.尿細管間質の変性像
3.血管系組織の病変
Ⅲ ケーストレーニング
1 71歳女性,突然発症した著明な下腿浮腫
2 25歳女性,初回妊娠時より持続する蛋白尿
3 25歳男性,下腿を中心とした紫斑と膝関節痛
4 41歳女性,3年間続く尿蛋白・尿潜血(B型肝炎合併)
5 58歳男性,下腿浮腫と突然の高血圧
6 69歳男性,骨折後の持続感染と下腿浮腫(高血圧・糖尿病合併)
7 58歳男性,喘息発作と全身倦怠感(ステロイド治療中)
8 66歳男性,下腿浮腫と腎機能障害(糖尿病治療中)
9 34歳女性,円盤状皮疹と下腿浮腫(SLE治療中)
10 72歳女性,尿蛋白・全身浮腫で血液透析導入(C型肝炎合併)
索引