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グングン上達する 認知症のみかた
筆頭著者 金城 紀与史 小林 俊輔 (監訳)
MEDSI
電子版ISBN 978-4-8157-0337-0
電子版発売日 2024年10月21日
ページ数 224
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-8157-3118-2
印刷版発行年月 2024年9月
書籍・雑誌概要
診断の‘手掛かり’はココにあり!
厳選された51症例をピットフォールごとに10パートに分類して提示・解説。各症例を通して、診断に至るまでの思考過程と病歴や症候の見逃し・見誤りやすいポイントがわかり、自ずと診療のコツが身につく。各症例は3~5頁の読み切りサイズで、気になるトピックから読み進めることができる。25点の動画コンテンツ付き。専門・非専門問わず、認知症診療」に携わる臨床医はこれ一冊でグングン上達する!
目次
Part 1 診断を完全に見誤る
Case 1 年のせいでしょ
Case 2 認知機能の低下は氷山の一角
Case 3 “いつも繰り返さないといけないの”
Case 4 心理検査が正常だから心配ないよ!
Case 5 記憶は問題ないから認知症にならない⁉
Part 2 障害された認知領域を見誤る
Case 6 物の名前がわかるということ
Case 7 忘れたことを覚えているか,覚えていないか
Case 8 “いつもの彼じゃない”
Case 9 “彼女はただやる気がないだけ”
Case 10 見ているのに見えてない
Part 3 病歴にある重要な手掛かりを見逃す
Case 11 明白になるきっかけ
Case 12 知らぬ間におかしくなる?
Case 13 病気が急に進んだ
Case 14 記憶障害の正しい徴候を見抜く
Case 15 家族歴って大切
Part 4 パターン認識の失敗
Case 16 Alzheimer病にしては行動上の問題が多すぎ?
Case 17 表面(脳波)より深いところを見る
Case 18 “ここにいるには若すぎる”
Case 19 ゆれる不安な心
Case 20 偽者に気がつかない
Part 5 難しい認知・行動障害の特徴的な症状
Case 21 言語の障害:どんな場合に失語ではない?
Case 22 前頭葉,頭頂葉,あるいはどちらでもない?
Case 23 予想外の認知症
Case 24 パンチドランカー
Case 25 知らずに覚えている
Part 6 微妙な臨床所見
Case 26 何かがおかしい
Case 27 無意識に動いてしまう
Case 28 発話に間がある
Case 29 Alzheimer病を越えて見えてくるもの
Case 30 そういう気持ちではない
Part 7 検査結果の誤解釈
Case 31 アミロイドPETが陽性であれば必ずAlzheimer病?
Case 32 ヘルペス脳炎の再発?
Case 33 治療反応性に乏しい“抗VGKC抗体脳炎”
Case 34 14-3-3蛋白陰性の孤発性Creutzfeldt-Jakob病?
Case 35 Alzheimer病と診断されている―それでいい?
Part 8 既知または疑われる疾患に所見を関連づけてしまう
Case 36 “ずっと前からいびきをかいてますが,仕事に支障が出たことはありません”
Case 37 早期の発症
Case 38 “何年も同じ薬を飲んでいます”
Case 39 認知機能障害と血圧変動
Case 40 大脳皮質基底核:症候群 vs. 病理
Part 9 画像診断の手掛かりを見逃す
Case 41 また血管性認知症?
Case 42 水頭症における偽萎縮性パターン
Case 43 放射線療法後のパーキンソニズム,運動失調,認知機能障害
Case 44 Alzheimer病ではない。では何?
Case 45 全体像を見る
Part 10 マネジメントの失敗
Case 46 やめられない
Case 47 今でも効いている?
Case 48 介護する人への配慮
Case 49 安全第一?
Case 50 過大な期待
Case 51 何もできることがない
口絵
用語解説