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インソールマニュアル 第2版
姿勢と歩行を快適にする運動連鎖アプローチ
筆頭著者 安倍 浩之 中川 法一 (編集)
三輪書店
電子版ISBN
電子版発売日 2022年4月4日
ページ数 184
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-89590-725-5
印刷版発行年月 2022年2月
書籍・雑誌概要
歩行・姿勢への運動連鎖アプローチを詳述
インソール(足底板)の評価・処方の決定版!
近年、インソール(足底板、足底挿板)は、足の操作を通じて、ヒトの動作を効率的に遂行できる「動的な姿勢制御」を行うツールとして注目されている。
なかでも、熱可塑性インソールは、局所加圧や全体加圧によって軟部組織の除圧や微調整が可能であり、誰でも簡単に、対象者にとって理想的な足構造を複製できる。
また、インソールを使用することで得られる足の安定性や機能向上は、運動連鎖によって、足関節から、膝関節や股関節、そして体幹の機能維持にもつながる。そのため、関節等の隣接する部位の連動した動きから捉える“運動連鎖アプローチ”は、インソールの評価・処方に欠くことができない視点である。
この“運動連鎖アプローチ”の考え方、その理論のすべてを詳述し、個別性の高い、より適切なインソールの作製方法について、わかりやすく丁寧に記した実用書。
本邦初のインソール作製マニュアルが待望の改訂。
目次
第Ⅰ章 インソールとは
インソールの定義と歴史
インソールの種類
インソールの役割と効果,問題点
熱可塑性インソールとは
第Ⅱ章 インソールに必要な解剖学・運動学の基礎知識
下肢の骨
足部アーチ
運動連鎖
歩行
走行
第Ⅲ章 インソールの適応と文献レビュー
インソールの2大効果
運動器疾患に対するインソールの効果
第Ⅳ章 インソール事例紹介
症例①:左変形性膝関節症による疼痛に対してインソールを作製した一例
症例②:右踵部の荷重時痛に対してインソールを作製した一例
研究報告
第Ⅴ章 インソール作製のための評価
評価
評価の実際
第Ⅵ章 熱可塑性インソールの成型方法とその論拠
理学療法科学的論拠に基づいた熱可塑性インソールの成型方法(メディゲイト式)
筆者らが用いる成型方法の優位性
第Ⅶ章 熱可塑性インソール作製のための技術
熱可塑性インソールの作製方法①:メディゲイト式成型方法
熱可塑性インソールの作製方法②:アドオンソール(支持材)の貼付と研磨
熱可塑性インソールの作製方法③:フィッティング
インソール効果を発揮するための方法
インソール作製後のモニタリング
第Ⅷ章 シリコン製足趾サポーター
シリコン製足趾サポーターの概要
シリコン製足趾サポーターの作製
シリコン製足趾サポーターの種類
筆者らが応用するシリコン製足趾サポーター
第Ⅸ章 ピンポイントインソール
ピンポイントインソールの目的・意義
疾患別ピンポイントインソール
靴を選べない場合の対処法
第Ⅹ章 トレーニング
筋ストレッチング
関節モビライゼーション
筋トレーニング
バランストレーニング
ノルディックウォーキング
索 引