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はじめてのリハビリテーション医学
筆頭著者 須田 万豊 (著)
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室助教
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2021年1月6日
ページ数 223
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-498-06730-1
印刷版発行年月 2021年1月
書籍・雑誌概要
リハビリ科は内科管理だけの科,なんて思っていませんか? 薬物や手術によって細胞レベルに働きかける通常の医学に対し,患者さんの活動に介入して細胞レベルにまで改善効果を及ぼすのがリハ医学.真のリハビリ科医は「活動医学のスペシャリストであり、究極のジェネラリスト」なのです.そんなリハビリ医学の魅力を,読みやすい会話形式で余すところなく伝えます.すべての医療系学生,医療者にお読みいただきたい一冊です!
目次
イントロダクション
1 特徴1 リハ医学は活動医学〔理論編〕
一般的な医学の考え方
リハ医学の考え方 ―活動をみる
活動を改善させると細胞まで変化していく
2 特徴1 リハ医学は活動医学〔臨床編〕
もしも……ここがリハビリのない病院だったら
それではリハビリのある病院では
肺炎の人は立って歩いてはいけないの?
離床を妨げる「安静度」という名の罠
活動のスペシャリストであり、究極のジェネラリストである
3 特徴2 リハ医学は年齢・臓器別にあらず
活動の障害がある限り、すべての人が対象
笑顔の科、リハビリテーション科
リハ科医の仕事 ―外来編
4 特徴3 リハ医学は時と場所を選ばず
病院は患者さんの病期別に種類が分かれる
活動の障害がある限り、すべての病期が対象
5 特徴4 リハ医学は患者さんが患者さんを良くする
活動を良くする魔法の注射は存在しない ―練習あるのみ
リハビリ科スタッフはスポーツのコーチのようなもの
コーチングが難しい患者さんへのアプローチ ―あきらめたらそこで試合終了
スタッフはモチベーションを引き出せ
6 ユニークだけどコモンなリハ医学
みんなでみよう、〝できるADL〟と〝しているADL〟
リハビリ科はブラックボックスではありませんよ
リハビリ科とのうまい付き合い方
7 リハ医学の学び舎、回復期リハ病院
夢は買わずに売りましょう
回復期病院の基本知識
リハ医学の哲学をもって施設を構築すべし
回復期では患者さんの役割が変化していく
転倒リスクと向き合い、活動を上昇させる
8 特徴5 リハ医学は真のチーム医療
リハビリ科は人が人を良くする
看護師の役割
リハ医学のチーム医療
監督としてのリハ科医
9 リハ科医のはなし
リハ科医の回復期入院診察と頭の中
最高のリハ医療にリハ科医は不可欠
回復期病院のリハ科医の実際
保険・福祉制度に精通せよ
回復期までで終わらない。生活期も
10 特徴6 リハ医学は一〇〇人いれば一〇〇通り
正解がない学問、リハビリテーション医学
正解に近い戦略を導き出すには
チーム内議論が進むような文化を醸成せよ
11 リハスタッフになりたい人へ
優れたリハスタッフの資質
リハ看護師(リハナース)になりたい人へ
療法士になりたい人へ
12 リハ科医になりたい人へ
リハ科医の向き不向き
リハ科医への偏見
リハ科医の腕を磨くためには
リハ科医のココが楽しい
13 リハビリテーション医学の未来
思い出そう、夏休みの自由研究
研究におけるリハビリ科の強み
高齢化社会は世紀の大チャンス
未来を描くリハ医学の取組み ―デバイス編
未来を描くリハ医学の取組み ―ありとあらゆるアイディア編
打って出よ!
あとがき