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ココロとカラダの痛みのための邪道な心理療法養成講座

ココロとカラダの痛みのための邪道な心理療法養成講座
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筆頭著者 粳間 剛(原作) 仙道 ますみ (まんが)

粳間メンタルリハビリテーション研究所・NPO法人高次脳機能障害支援ネット理事

三輪書店

電子版ISBN

電子版発売日 2019年11月25日

ページ数 140

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-89590-636-4

印刷版発行年月 2018年6月

DOI https://doi.org/10.18937/9784895906364

書籍・雑誌概要

邪道だけど読んだ後から役に立つ―脳と痛みの話

近年、脳画像の進歩により、従来の医学では説明がつかず、ゆえに効果的な治療法も示されていなかった線維筋痛症や脳卒中後の視床痛、非特異的腰痛といった痛みについて脳の機能障害に関連する病気と説明がされることが多くなってきた。
本書では、最新の文献から痛みや認知機能の異常が起きるシステムを、豊富な画像とともに脳機能の働きからマンガを交えつつわかりやすく説明するとともに、その理論に即した実践から導き出された具体的な治療法、特に心理療法について解説する。
痛みの中枢と認知や感情の中枢がかぶっていることから、臨床の場では、脳卒中や脳外傷後、痛みを伴う機能障害をもち、かつ高次脳機能障害も合併しているといった複雑な症例も多く経験する。このような症例に対し、痛みと認知機能障害に同時に対応することのできる治療法について提示する。

目次

本編
養成講座第1回  検査で異常がなければ痛みは精神的なモノ?
養成講座第2回  プラセボ反応とノセボ反応の話①
養成講座第3回  プラセボ反応とノセボ反応の話②
養成講座第4回  痛みをストレスのセンサーとして使おう
養成講座第4.5回 注意の方向づけによる痛みの心理療法─Stress-inducedanalgesiaの話と心身症の話
養成講座第4.75回 ストレスに鈍い病態(アレキシサイミアとアレキソミア)
養成講座第5回  「痛みの診断的治療」と「痛みの分類」
養成講座第6回  中枢性神経障害性疼痛とDysfunctionalpain
養成講座第6.5回 認知行動療法(マインドフルネス瞑想)を体験しよう!

特別編
養成講座第1回
  痛みの心理療法
  なぜ慢性疼痛に心理療法が必要なの?
  日常で自然と起きているストレス誘発鎮痛とdistractionによる鎮痛
  痛みに注意を向けないためには何をすべきか?
  内向きの注意と外向きの注意のトレードオフ関係を知ろう
  注意を外向きにする「レーズンのエクササイズ」
  「レーズンのエクササイズ」で期待される効果
  「レーズンのエクササイズ」がよくわからなかった人のために
  注意の方向づけを間違うと,ストレスで痛みはひどくなる
  ストレス要因に気づく方法
  社会生活の中でもできる,distractionによる鎮痛
  注意の方向づけに関連した認知行動療法,特にdistraction鎮痛をするうえでの注意点
  痛みと注意の関係は因果より円環で捉える
養成講座第2回
  プラセボ反応・ノセボ反応のくわしい話
  プラセボ効果の学術的な定義・メカニズム
  プラセボ反応に含まれないもの
  心理社会的・心理生物学的な因子が関わるモノ
養成講座第3回
  脳機能障害による慢性疼痛─線維筋痛症と身体表現性障害(身体症状症)
  dysfunctionalpainの代表疾患─線維筋痛症と身体表現性障害(身体症状症)
  線維筋痛症に対する治療─心理療法を組み込んだ運動療法
  本邦の線維筋痛症診療ガイドライン(2017年版)

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