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筆頭著者 大須賀 穣 (専門編集)
東京大学教授
中山書店
電子版ISBN
電子版発売日 2021年9月6日
ページ数 352
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-521-74764-4
印刷版発行年月 2021年8月
書籍・雑誌概要
不妊症治療は受精・着床を人工的に操作する技術であり,生殖生理と妊娠メカニズムの理解のうえに立つ.
卵巣刺激,採卵,精子採取,配偶子凍結,顕微授精,胚移植,これら精緻な過程にはさまざまに工夫された手法が加えられ,最良の生殖医療を選び取る基準として最新知識がまとめられている.
15人に1人が体外受精で生まれる日本の産科領域で,不妊症治療は欠かせない技術となっている.
目次
1章 生殖倫理と生殖医療の国際比較
2章 検査法
内分泌機能検査
超音波検査
腹腔鏡検査
子宮鏡検査
卵管機能検査
免疫学的検査
頸管因子検査
子宮内膜検査
精液検査
その他の男性不妊検査
3章 原因と治療
内分泌学的因子
子宮因子
子宮内膜症
卵管因子
男性因子
免疫性不妊
原因不明不妊
生殖治療と心理サポート
TOPICS子宮移植の今後
4章 生殖補助医療
調節卵巣刺激とtrigger
採卵
射精障害,無精子症に対するPESA,MESA,SimpleTESE,MicroTESE
精子の凍結
精子の調整と媒精
顕微授精の実際
卵・胚の培養
受精卵・胚の観察と評価
新鮮胚移植
凍結融解胚移植
胚移植の実技
黄体補充
卵巣組織凍結と移植
卵巣過剰刺激症候群
ARTと周産期異常,児の異常
TOPICS未成熟卵のin vitro maturation
配偶子操作の今後
再生医療と生殖医学
着床前遺伝学的検査(PGT)