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FMCテキストブック

出生前検査・診断と遺伝カウンセリングの実際

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筆頭著者 中村 靖 田村 智英子 (編)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-88144-9

電子版発売日 2023年2月24日

ページ数 400

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-307-30144-2

印刷版発行年月 2023年2月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307881449

書籍・雑誌概要

国内における胎児診療の専門家集団が、出生前検査・診断の正しい知識や手技の実際、診療の問題点、遺伝カウンセリングの心構えやノウハウに至るまで、余すことなく解説しました。
出生前検査・診断をこれから行おうとしている医療従事者はもちろん、産科・胎児・周産期医療に携わるすべての医療従事者の道しるべとなる1冊です。

目次

第1章 出生前検査・診断の歴史と現在
1.出生前検査・診断の歴史的変遷
2.出生前検査の両輪─画像診断と遺伝学的検査
3.出生前検査の国際比較

第2章 出生前検査・診断の実践
1.いつ、どの検査を、どう行うのか
2.染色体異常のスクリーニング検査
 1)妊娠初期の検査:NT計測とコンバインド検査
 2)妊娠初期の検査:他の超音波マーカー
 3)母体血清マーカー検査
 4)NIPT
3.侵襲的手技と検体検査
 1)羊水穿刺と絨毛採取
 2)染色体検査と遺伝子解析
4.胎児形態異常の検査
 1)妊娠初期の胎児超音波検査
 2)妊娠中期以降の胎児超音波検査
 3)胎児心エコー検査
 4)胎児MRI
5.妊娠を前提として妊娠前に行う検査
 1)着床前検査・診断
 2)保因者スクリーニング検査

第3章 出生前検査・診断に関する話し合い─明日から使える対話のヒント
1.臨床の場で、出生前検査・診断について話し合う─遺伝カウンセリングの枠を越えて
2.検査の選択に関する情報提供と支援
 1)数多くの選択肢の中から、何を選ぶのか
 2)様々な先天異常をどう説明するか
 3)非指示的・中立的な態度と対応
 4)検査するか、しないかの決断過程の支援
3.検査結果をいかに伝えるか
 1)確率をいかに伝えるか
 2)スクリーニング陽性/陰性をいかに伝えるか
 3)悪い知らせをいかに伝えるか
4.人工妊娠中絶をめぐる支援
 1)胎児の疾患がみつかったら? 中絶するかどうかの話し合い
 2)中絶についての話し合いにおける情報提供とガイダンス
5.円滑な話し合いのヒント─情報提供支援と心理的・社会的支援
 1)情報提供のコツ
 2)心理支援の基本─話を聞く、話をする
 3)自律的決定の支援の基本的考え方

第4章 出生前検査・診断の臨床で目指すべき方向性
1.出生前検査・診断と生命倫理─人工妊娠中絶・減胎をめぐる法的、社会的背景
2.今後の課題

索引

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