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臨床脳波検査スキルアップ 第2版補訂版

臨床脳波検査スキルアップ 第2版補訂版
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所司 睦文 (著)   小野澤 裕也 (著)

金原出版

電子版ISBN 978-4-307-86058-1

電子版発売日 2025年11月20日

ページ数 316

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-307-05058-6

印刷版発行年月 2025年11月

DOI https://doi.org/10.18888/9784307860581

書籍・雑誌概要

第2版発行から8年、てんかんの名称変更に対応し、補訂版として発行することとなった。
とっつきにくいと思われがちな脳波検査を簡明に解説し、ビギナーからエキスパートまで満足できる内容となっている。
脳波検査に苦手意識を持つ臨床検査技師だけでなく、さらなるスキルアップを目指すベテラン臨床検査技師も必読。豊富な脳波波形図・イラスト・提示症例で、基礎から応用まで網羅的に学べる1冊となっている。

目次

第1章 脳波計測
1 脳波
2 脳波計測のしくみ

第2章 基礎律動(基礎波)の評価
1 脳波評価のリアルタイム性
2 健常者の脳波所見
3 α波の問題脳波所見
4 非突発性の問題脳波所見
5 突発性の問題脳波所見
6 特殊な脳波所見

第3章 脳波賦活試験の評価
1 脳波賦活試験の概要
2 開閉眼賦活試験
3 閃光賦活試験
4 過呼吸賦活試験
5 睡眠賦活試験

第4章 脳波に混入するノイズ
1 ノイズ(アーチファクト、雑音)総論
2 代表的な環境由来のノイズ
3 代表的な患者由来のノイズ

第5章 疾病・病態と問題脳波
1 問題脳波の基礎
2 てんかんの概要
3 代表的なてんかん発作と脳波
 1)欠神発作
 2)強直間代発作
 3)複雑部分発作
 4)前頭葉てんかん
 5)内側側頭葉てんかん
 6)高齢者てんかん
 7)レム睡眠行動異常症(RBD)とてんかんの鑑別
 8)乳児てんかん性スパズム症候群(ウエスト症候群)
 9)レノックス・ガストー症候群
 10)中心側頭部棘波を示す自然終息性てんかん
 11)ミオクロニー発作
 12)外傷性てんかん
 13)熱性けいれん
 14)自律神経発作を伴う自然終息性てんかん(パナイトポーラス症候群)
 15)徐波睡眠期持続性棘徐波を示すてんかん性脳症
 16)症候性部分てんかん
4 心因性非てんかん発作とてんかん発作の鑑別
5 てんかん以外の代表的な疾患または病態と脳波
 1)孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病
 2)亜急性硬化性全脳炎
 3)ヘルペス脳炎
 4)抗NMDA受容体脳炎
 5)肝性脳症
 6)意識障害
 7)低酸素脳症(蘇生後脳症)
 8)アルツハイマー病
 9)脳死

第6章 法的脳死判定の脳波検査
1 導出法
2 電極装着
3 電極インピーダンス(電極接触抵抗)
4 心電図の同時記録
5 電極間距離
6 測定時間
7 脳波計の感度
8 フィルタの設定
9 頭部外モニタ
10 検査室温
11 脳波計の条件・環境
12 ペーパーレス脳波計使用時の注意
13 実際の脳波記録
14 脳波の判定
15 法的脳死判定の間隔
16 聴性脳幹反応(ABR)と体性感覚誘導電位(SEP)

第7章 頭蓋内脳波
1 頭蓋内脳波検査の概要
2 頭蓋内電極
3 皮質脳波(ECoG)の特徴
4 皮質脳波(ECoG)の適応

第8章 臨床脳波検査の実際
1 臨床脳波検査を実施する上での注目ポイント
2 臨床脳波検査の流れ
3 検査オーダー受付
4 臨床脳波検査の実施(患者への声かけ例)
5 検査結果報告
6 検査情報データベース化
7 電極装着の事前準備と事後処理
8 皿電極を用いる国際標準電極配置法(10/20法)
9 風船とマークシールを使った10/20法に基づく電極装着トレーニング
10 エレクトロキャップを用いる10/20法
11 脳波スケールの使い方

第9章 臨床脳波所見記録書の書き方
1 臨床脳波所見記録書の意義
2 臨床脳波所見記録書のモデル
3 臨床脳波所見記録書(モデル)の記載方法

補章 臨地実習での学生指導
1 学生教育の重要性
2 臨地実習のリスクマネジメント
3 脳波検査実習のヒント

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