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脳波の行間を読む デジタル脳波判読術

脳波の行間を読む デジタル脳波判読術
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筆頭著者 飛松 省三 重藤 寛史 (著)

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98322-2

電子版発売日 2020年1月6日

ページ数 269

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-525-22581-0

印刷版発行年月 2019年11月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525225810

書籍・雑誌概要

脳波判読の教科書や入門書は数多くある.しかし,脳波を判読できるようになるには基本の習得,症例経験,誤判読の経験,を経るのが理想である.本書では症例・誤判読の追体験そして腕試しコーナーと読み進めることによって,熟練の先生から教えられると同等の技術が得られる.脳波トリビアコーナーも多くの知識が得られ必読となっている.

目次

第1部 総 論
 1章 脳波の電位分布と局在・極性決定法
  1.基準電極導出法
  2.双極導出法
 2章 アーチファクトを見極める
 3章 賦活法の意義と盲点
  1.賦活法の意義
  2.過呼吸
  3.光刺激
  4.睡 眠
 4章 てんかん原性異常を見極める
  1.脳波の過剰判読
  2.棘波・鋭波の見極め方
  3.てんかんの発作型と脳波
  4.正常亜型
  5.過剰判読を避けるためのルール
 5章 てんかん新分類(2017)
  1.てんかん発作型
  2.てんかん病型
  3.てんかん症候群

第2部 Pitfall 症例
 1章 69 歳発症の定型欠神発作
 2章 失神
 3章 定型欠神発作重積
 4章 若年ミオクロニーてんかん
 6章 前頭部間欠性律動性δ活動 FIRDA
 7章 breach リズム
 8章 14&6Hz陽性棘波
 9章 6Hz棘徐波
 10章 6Hz棘徐波のFOLD型
 11章 小鋭棘波
 12章 ミュー律動
 13章 入眠期過同期
 14章 頭蓋頂鋭波
 15章 後頭部徐波律動
 16章 低血糖
 17章 高Ca血症
 18章 ウェルニッケ脳症
 19章 橋本脳症
 20章 全般性周期性放電

第3部 脳波トリビア
  1.α波とβ波の発見
  2.δ波の発見
  3.θ波の発見
  4.間欠性律動性δ波(IRDA)の発見
  5.持続性多形性δ活動
  6.Mu rhythm の発見
  7.breach rhythm の発見
  8.small sharp spikes(小鋭棘波)
  9.wicket spikes(ウィケット棘波)の発見
  10.14 & 6 Hz positive spikes(14 & 6 Hz 陽性棘波)の発見
  11.6 Hz spike and wave(6 Hz 棘徐波)
  12.subclinical rhythmic EEG discharges of adults(SREDA)の発見
  13.rhythmic mid-temporal theta of drowsiness(RMTD)
  14.正常亜型の出現頻度
  15.皮質脳波と頭皮上脳波の関係
  16.覚醒・睡眠中枢の発見
  17.上行性網様体賦活系の発見
  18.睡眠紡錘波の発見
  19.K complex(K 複合)の発見
  20.REM 睡眠の発見
  21.脳波による意識障害の重症度評価
  22.昏睡時にみられる覚醒脳波パターンの発見
  23.昏睡時にみられる睡眠脳波パターンの発見
  24.α昏睡の命名
  25.β昏睡の命名
  26.θ昏睡の命名
  27.紡錘波昏睡の命名
  28.α,β,θ,紡錘波昏睡のまとめ
  29.高振幅δ昏睡
  30.低振幅δ昏睡
  31.バースト- サプレッションパターン
  32.大脳電気的無活動
  33.平坦脳波flat EEG
  34.奇異性覚醒反応の発見
  35.Cruetzfeldt-Jakob 病におけるperiodic sharp wave complexes(PSWC)の発見
  36.periodic lateralized epileptiform discharges (PLEDs)の命名
  37.PLEDs とヘルペス脳炎
  38.bilateral independent periodic lateralized epileptiform discharges(BIPLEDs)の命名
  39.亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の脳波
  40.周期性脳波パターンの特徴と病因
  41.三相波の命名①
  42.三相波の命名②
  43.三相波の命名③
 
第4部 腕試し
  1.脳波の極性と局在決定 Q1 Q2
  2.アーチファクトの判別とその対策 Q3
 症例1 30 歳,女性 側頭葉てんかん Q4
 症例2 73 歳,女性 アルツハイマー病 Q5
 症例3 14 歳,女性 自己免疫性脳炎 Q6
 症例4 17 歳,男性 全般てんかん Q7
 症例5 23 歳,男性 抗てんかん薬過剰服用 Q8
 症例6 75 歳,男性 意識障害 Q9
 症例7 66 歳,男性 レビー小体型認知症 Q10
 症例8 70 歳,女性 非けいれん性てんかん重積状態(NCSE) Q11
 症例9 39 歳,女性 ミトコンドリア病(MELAS) Q1
 症例10 43 歳,女性 良性成人型家族性ミオクローヌスてんかん(BAFME) Q13
 症例11 59 歳,女性 パーキンソン病 Q14
 症例12 61 歳,男性 血管内悪性リンパ腫 Q15
 解答

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