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きょうの診察室

子どもたちが教えてくれたこと

きょうの診察室
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筆頭著者 山口 有紗 (著)

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98590-5

電子版発売日 2025年4月22日

ページ数 126

判型 B5変型

印刷版ISBN 978-4-525-28951-5

印刷版発行年月 2025年4月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525289515

書籍・雑誌概要

診察室を訪れた子どもたちやその周囲の方々の言葉や姿に触れ,小児科医である著者が泣いたり,微笑んだり,驚いたりしながら,日々教えてもらってきたことを綴った一冊です.さまざまな障害のある方たちのアート作品が散りばめられた,まるで宝物のような本.「患者さん」である前に,そして「子ども」である前に,大切な「ひとりの人間」として子どもたちの尊厳と共にあるとはどういうことか.本書には,子どもへのまなざしを豊かにするためのヒントが詰まっています.
〈本書を彩るアート作品について〉
本書では,東京都調布市内の福祉事業所等のみなさまにご協力いただき,そこで創作活動をされている,さまざまな障害のある方々のアート作品を掲載しています.アーティストの方々に心から感謝を申し上げるとともに,読者の方にも,多彩な表現がちりばめられた特別な一冊を楽しんでいただけたら嬉しいです.

目次

うちゅう
きいろいぴっぴ
がんばってない!!!
ここも
ワンツーワンツー
ありがとう
きいろのおりがみをあげる
ちがうよ、あいうえおだよ
あかちゃんについてききたいこと
A ちゃんは、やさしいんだよ
がまん
おとうとがせんせいやく
“ すき” の貯金箱
じっとみつめる
おとうさんが、かいしゃにたのしくいけますように
きりんになる
ここにまいにちいること
Column: 子どものウェルビーイングをつくるもの:エコロジカルモデルの視点と子ども時代の体験の将来への影響
がんばって。いってらっしゃい
とうめいにんげんになってもらおうよ
おかあさんもしんぱいだよね、だいじよぶよ
じゃあ、ゆるくしめておこうね
やすみじかんとさんすう
ううん、ただ遊んでるだけ
おしょうがつはね
テレビとか!
さりぎわのばいばい
Column:「患者さん」であるまえに「ひと」:チャイルド・ライフという考えかた
なんでわたし、なんですか
せんせいが、こまってるみたい
ストレスがいろいろあったんだと思います
ゆらゆら
ともだちがいとしくて、なでたくなってしまう
せんせい、おうちがなくなっちゃうの?
タクシー代
おかあさん、いないよ
にゅういんしてよかったこと
おかあさんのいいところ
あたまをつかうとうれしくなる
おとしたらひろえばいい
ほんまもんやで、よかったなぁ
あめみたいな、おくすり
おなかいたいとおかあさんがおこる
レッテル
あなたは、いいこだよ
いまの声かけ、すてき
いたずらも、できることがふえた
お母さんも、泣けたよね
一生走れないかと思った
サンタのために
強く、泣いたんです
後押しのチャンス
いちばんの専門家は
きょうだいパワー
スーパーに行くんです
月がかわるのもうれしくて
チームができたみたい
くさむしり
きょうはちっくんはありますか
しょうがいがあるかしらべにきた
Column:病院でのさまざまな傷つき:医療トラウマとは
おかあさんがにゅういんしているときに
つぶにちょうせんしたいんだけど
ぼく、泣いたけどね、動かなかったの
おさとうのはいってるのは
せんせいを、たすけてね
真夜中のアンテナ
車いすをおす
食べられるものがない
かむのをやめさせなきゃ……
Column:子どもへの声かけのコツと、声をかける前にできること
いま、どのへんかなーって
「20 分やすみが、にがてなんだよね」
おとうさんもおかあさんもおだいじに
I FEEL SO SAFE
ぼくがさいしょ
「おまもりがなくても大丈夫」
さよならのうれしさ