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ここが知りたい! 血液疾患診療ハンドブック

ここが知りたい! 血液疾患診療ハンドブック
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筆頭著者 神田 善伸 (編集)

自治医科大学内科学講座血液学部門教授

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2022年10月13日

ページ数 317

判型 A5判

印刷版ISBN 978-4-498-22538-1

印刷版発行年月 2022年10月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498225381

書籍・雑誌概要

「ここが知りたい!」シリーズ第7弾は血液疾患編.血液疾患診療に必要な基礎知識・検査方法・鑑別から各疾患の最新エビデンスまで網羅的にフォロー.専門医はもちろん,研修医や非専門医であっても活用しやすいよう,幅広い内容をわかりやすくコンパクトに解説する.編集の神田善伸先生はじめ,多彩なエキスパートを執筆陣に迎えた充実のコンテンツは,まさにすべての内科医に必携の一冊である.

目次

第I章 血液疾患の基礎知識

■1.白血球の分類と役割〈山下浩平〉
  1.白血球
  2.白血球数とその異常
  3.白血球の分類と異常

■2.赤血球の役割〈藤原 亨〉
  1.赤血球の構造・機能
  2.赤血球の産生・分解

■3.血小板・凝固の役割〈大森 司〉
  1.血小板の役割
  2.凝固の役割
  3.抗凝固・線溶の役割

■4.リンパ系組織の役割〈藤本亜弓 鈴木律朗〉
  1.リンパ組織とは
  2.中枢リンパ組織におけるリンパ球の分化と成熟
  3.リンパ節の構造と役割
  4.リンパ組織の役割

第II章 血液疾患特殊検査

■1.骨髄検査〈名島悠峰〉
  1.骨髄検査
  2.骨髄穿刺
  3.骨髄生検

■2.リンパ節生検〈磯部泰司〉
  1.リンパ節生検の適応は?
  2.リンパ節生検の実際
  3.採取したリンパ節検体の取り扱い
  4.悪性リンパ腫を疑って,吸引・針生検しかできない場合の検査計画
  5.リンパ節生検で施行される検査について

■3.塗抹標本の染色〈金子 誠〉
  1.染色のための準備
  2.塗抹標本の種類(末梢血/骨髄液塗抹標本)について
  3.薄層塗抹標本作製(ウエッジ法)のポイント
  4.普通染色
  5.特殊染色

■4.フローサイトメトリー〈増田亜希子〉
  1.フローサイトメトリーとは
  2.FCM検査の目的
  3.FCMの測定原理
  4.FCMによる解析のステップ
  5.FCM所見の判読のポイント(疾患別)

■5.染色体・FISH・遺伝子検査〈宮地勇人〉
  1.慢性骨髄性白血病におけるBCR-ABL1検査
  2.慢性骨髄性白血病の分子診断と方法間不一致

第III章 鑑別診断

■1.貧血の鑑別診断〈樋口敬和〉
  1.貧血の鑑別診断のアプローチ
  2.貧血の鑑別診断

■2.多血症の鑑別診断〈幣 光太郎〉
  1.赤血球増加症の原因と病態生理
  2.診断のアプローチ

■3.出血傾向の鑑別診断〈宮崎浩二〉
  1.問診のコツ
  2.身体所見
  3.スクリーニング検査
  4.鑑別診断

■4.リンパ節腫脹の鑑別〈白根脩一 佐々木 純〉
  1.リンパ節腫脹へのアプローチ
  2.気道閉塞や上大静脈症候群を疑う場合

第IV章 血液疾患患者の診察上の注意点

■1.輸血〈山崎理絵〉
  1.輸血副反応:TRALI
  2.輸血副反応:DHTR
  3.輸血副反応:血小板輸血不応
  4.輸血副反応:アレルギー反応

■2.免疫不全患者の感染症対策〈長谷川 諒 森 信好〉
  1.がん患者における4つの免疫不全
  2.発熱性好中球減少症(febrile neutropenia: FN)
  3.好中球減少性腸炎(neutropenic enterocolitis: NEC)
  4.カンジダ菌血症

■3.腫瘍崩壊症候群〈石澤賢一〉
  1.TLSリスク評価
  2.治療前の尿酸,リン,カリウムのコントロール
  3.治療開始後のTLS予防とリンの推移

■4.妊孕性温存〈藤井伸治〉
  1.血液腫瘍に対する治療の性腺毒性
  2.女性患者の妊孕性温存
  3.男性患者の妊孕性温存

第V章 代表的な疾患

■1.鉄欠乏性貧血〈川端 浩〉
  1.鉄欠乏症の症状
  2.鉄欠乏性貧血の治療

■2.巨赤芽球性貧血〈野口雅章〉
  1.特徴,診断
  2.治療
  3.重要事項まとめ

■3.再生不良性貧血〈山崎宏人〉
  1.特徴
  2.診断
  3.治療

■4.自己免疫性溶血性貧血〈和田秀穂〉
  1.AIHAの特徴と診断
  2.AIHAに対する治療

■5.発作性夜間ヘモグロビン尿症〈西村純一〉
  1.発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の特徴と診断
  2.発作性夜間ヘモグロビン尿症に対する治療

■6.特発性血小板減少性紫斑病〈鈴木康大 宮川義隆〉
  1.特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病の特徴と診断
  2.特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病に対する治療

■7.血栓性血小板減少性紫斑病〈久保政之 松本雅則〉
  1.血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の病態と診断
  2.血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の治療と予後

■8.播種性血管内凝固(DIC)〈窓岩清治〉
  1.DICの特徴と診断
  2.DICに対する治療

■9.血友病(後天性を含む)〈武山雅博 野上恵嗣〉
  1.血友病について
  2.後天性血友病A

■10.血球貪食性リンパ組織球症(HLH)〈町田真一郎〉
  1.HLHの特徴と診断
  2.治療

■11.慢性活動性EBウイルス感染症〈平川経晃 新井文子〉
  1.慢性活動性Epstein-Barrウイルス感染症(CAEBV)の診断と特徴
  2.CAEBVに対する治療

■12.急性骨髄性白血病〈立花崇孝〉
  1.急性骨髄性白血病(AML)の特徴と診断
  2.急性骨髄性白血病(AML)の治療

■13.急性リンパ性白血病〈鬼塚真仁〉
  1.急性リンパ性白血病(ALL)の特徴と診断
  2.ALLに対する治療

■14.慢性骨髄性白血病〈池田大輔 南 陽介〉
  1.CMLの特徴と診断
  2.CMLに対する治療

■15.慢性リンパ性白血病〈福原規子〉
  1.慢性リンパ性白血病の特徴と診断
  2.慢性リンパ性白血病に対する治療

■16.慢性好酸球性白血病・好酸球増多症候群〈入山規良〉
  1.好酸球増多症候群(HES)・慢性好酸球性白血病(CEL)の特徴と診断
  2.好酸球増多症候群(HES)・慢性好酸球性白血病(CEL)に対する治療

■17.骨髄異形成症候群〈原田浩徳〉
  1.骨髄異形成症候群(MDS)の特徴と診断
  2.MDSに対する治療

■18.真性多血症・本態性血小板血症〈橋本由徳〉
  1.PVの特徴,診断,治療について
  2.ETの特徴,診断,治療について

■19.骨髄線維症〈沼田晃彦〉
  1.骨髄線維症の特徴と診断
  2.骨髄線維症の予後
  3.骨髄線維症に対する治療

■20.ホジキンリンパ腫〈丸山 大〉
  1.症候の診かた
  2.検査とその所見の読み方
  3.確定診断のために
  4.予後予測指標など
  5.ホジキンリンパ腫に対する治療

■21.非ホジキンリンパ腫〈近藤英生〉
  1.非ホジキンリンパ腫の特徴と診断
  2.その他の医原性免疫不全関連リンパ増殖性疾患
(OIIA-LPDs: other iatrogenic immunodeficiency-associated lymphoproliferative disorders)

■22.成人T細胞白血病・リンパ腫〈吉満 誠〉
  1.成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)の特徴と診断
  2.成人T細胞白血病・リンパ腫に対する治療

■23.骨髄腫〈皆方大佑〉
  1.骨髄腫(MM)の特徴と診断
  2.骨髄腫に対する治療

  索引