書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
夜尿症診療リアルメソッド
筆頭著者 西崎 直人 (著)
順天堂大学医学部附属浦安病院小児科准教授
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2022年4月15日
ページ数 160
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-498-14572-6
印刷版発行年月 2022年4月
書籍・雑誌概要
有病率が高く,悩む親子も多い夜尿症.しかし,その治療は容易ではない.「最初に何をしたらいいのか分からない」,「慣れない治療は不安」……という現場の声も多いという.また,ガイドラインだけでは対応できない症例も少なからずあることが分かってきた.本書では,ガイドラインには載っていない現場で使えるリアルなコツと落とし穴を紹介.長年夜尿症診療に真摯に向き合ってきたエキスパートの英知が詰まった実践書である.
目次
序文「刊行にあたって」
夜尿症診療のフローチャート
第1部 実践編
1-1 夜尿症の定義
1-2 夜尿症の疫学
1-3 夜尿症の分類
1-4 夜尿症の原因
1-5 夜尿症の初期診療における問診のポイント
1-6 夜尿症の初期診療における検査のポイント
1-7 夜尿症に対するウロセラピー(生活指導・行動療法)
1-8 排尿・排便日誌と夜尿の記録表
1-9 夜尿症に対するデスモプレシンの使い方とコツ
1-10 デスモプレシンの増量によって生じる効果・作用
1-11 夜尿症に対するアラーム療法のコツ
1-12 デスモプレシンとアラーム療法のメリット・デメリットの比較
1-13 夜尿症に対する抗コリン薬の使い方とコツ
1-14 夜尿症に対する三環系抗うつ薬の位置づけ
1-15 昼間尿失禁への対応
1-16 排便状態の確認と便秘への対応
1-17 夜尿症のある児を小児神経専門医へ紹介するタイミング
1-18 夜尿症のある児を泌尿器科へ紹介するタイミング
1-19 併用療法中のやめ方・減らし方
第2部 こぼれ話編
2-1 夜尿症診療がなぜ必要なのか?
2-2 夜尿症で低下する子ども達の「自尊心」とは?
2-3 帆足・赤司の夜尿症病型分類の位置づけ
2-4 尿の濃度によってデスモプレシンの効果を予測できるのか?
2-5 ミニリンメルトⓇOD錠は無味無臭なのか?
2-6 アラーム療法中は音で起きられない児を起こすべきか? 起こさなくてもよいのか?
2-7 アラーム機器の『箱』がもたらした効果
2-8 夜尿症に対する漢方薬の位置づけ
2-9 夜尿症に対する選択的β3受容体作動薬の位置づけ
2-10 夜尿症に対するがまん訓練は有効か?
2-11 夜尿症のある児に対するおむつを使用することの是非
2-12 夜尿症のある児に対する睡眠中の強制覚醒の是非
2-13 脊髄疾患と夜尿症の関連
2-14 夜尿症に関する国家試験問題
索引