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臨床判断ティーチングメソッド
筆頭著者 三浦 友理子 (他著)
その他の著者等 奥 裕美
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-64277-4
電子版発売日 2020年11月30日
ページ数 200
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-04277-2
印刷版発行年月 2020年11月
書籍・雑誌概要
高度化、また地域へ移行が進む医療現場では、看護師の臨床判断能力の向上が求められています。本書は、タナーが開発した臨床判断モデルをもとに、学習者が実践的な思考を獲得する方略をわかりやすくご紹介します。学習者中心の考え方や、生涯学習を続けるためのかかわりなど、教育学の最新の知見とともに、基礎教育から新人、エキスパートへと、看護師の熟達を橋渡しする1冊です。
目次
はじめに
第1部 臨床判断能力が求められる看護現場
第1章 臨床判断能力が求められる背景と現代の教育
①本書の基盤となる看護学教育に対する考え方
②臨床判断能力の育成に取り組み始めた経緯
③臨床判断モデルで多様な状況を整理する
第2章 看護を取り巻く現状
①看護職の想像力と多様性を生かす
②看護基礎教育制度
第2部 臨床判断能力を育成する─思考をはぐくむ
第1章 臨床判断とは
①臨床判断とは─タナーによる概念の探究
②臨床判断モデルの4つのフェーズ
第2章 臨床判断能力を育むための教育方法
①事例(case)を使う─看護師らしく考えるために
②「気づく」を支援する
③ディスカッションの重要性
④臨床判断能力の育成を支援するリフレクション
⑤臨床判断能力の評価
⑥コンセプトにもとづく学習方法
⑦看護実践に向けた思考力の育成
第3章 臨床判断のさらなる探究に向けて
①タナーの文献レビュー(2006年)
②カペレッティの文献レビュー(2014年)
③マネッティの概念分析(2018年)
④3つの文献からの示唆
⑤さまざまな臨床判断のモデル
第3部 学びをサポートするための理論と方法
第1章 看護職の生涯学習を支援する
①成人学習の特徴
②自ら学ぶとは─自己調整学習
③モチベーションの支援にかかわる理論
第2章 自ら学ぶ力を育成する
①自ら学ぶ力の育成方法
②自ら学びを続ける4つの方略
③自ら学びを続ける看護職を支援するために
第3章 研修・勉強会をデザインしよう
①研修・勉強会をデザインする枠組み
②学習者のアセスメント
③学習者と共有できる目的と目標の設定
④学習者が活性化する研修方法
索引