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うつ病の医学と法学
筆頭著者 村松 太郎 (著)
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年1月8日
ページ数 530
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-498-12992-4
印刷版発行年月 2017年6月
書籍・雑誌概要
判例を症例報告として使用し,「法」「医」それぞれの見地を横断しながら「うつ病」についての論考を重ね,新たな視点を切り開く「医学と法学」シリーズ第二弾.
目次
第1章 うつ病の医学
Case 1 内因性うつ病
解説 うつ病の「理念型」
Case 2 躁うつ病(双極性障害)
解説 躁状態
▲▲▲従来診断と操作的診断
第2章 うつ病の法学
Case 3 心神喪失
解説 刑事責任能力
Case 4 過労自殺
解説 ストレス脆弱性理論
Case 5 電通事件
解説 過労自殺裁判のセントラルドグマ
第3章 うつ病の医学と法学:刑事事件
Case 6 子殺し 心神喪失
解説 弁識能力と制御能力
Case 7 親殺し 心神喪失
解説 非連続な隔絶
Case 8 孫殺し 心神耗弱
解説 合理性の列記
Case 9 産後うつ病 心神耗弱
解説 躊躇の裏表
Case 10 生まれてくる孫のために 完全責任能力
解説 人格異質性の乱用
Case 11 八方塞がり 完全責任能力
解説 形式非論理学
▲▲▲拡大自殺の理解
第4章 うつ病の医学と法学:民事事件
Case 12 コンビニ店長の苦悩
解説 ストレスの客観化
Case 13 自殺したからにはうつ病
解説 悪魔の証明
Case 14 修羅場の後に
解説 診断閾値の恣意性
Case 15 不調が見られたからにはうつ病
解説 安全配慮義務の射程
Case 16 それぞれの葛藤
解説 職場のうつ病の現代
Case 17 スキーを楽しむうつ病患者
解説 疾病利得
Case 18 SMプレイもリハビリ
解説 詐病警報
Case 19 甘えは禁句か
解説 「うつ」は病気か甘えか。
Case 20 職場で録音、職場を撮影
解説 これは病気。
Case 21 入院患者の自殺
解説 「もっとしっかり縛れ」
Case 22 外来患者の自殺
解説 自殺防止義務の射程
終 章 うつ病とは何か