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研修医のための輸液・水電解質・酸塩基平衡
筆頭著者 藤田 芳郎 志水 英明 富野 竜人 野村 篤史 (編集)
その他の著者等 今泉貴広/川人瑠衣/湊口 俊/滝澤直歩/丸井伸行/濱田卓也/尾関貴哉/谷澤雅彦/木田 節/山口 真/高杉浩司/土師陽一郎/龍華章裕/大山友香子/村井由香里/寺下真帆/渡辺 充/尾関俊和/葉末 亮
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年9月24日
ページ数 356
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-498-12360-1
印刷版発行年月 2015年8月
書籍・雑誌概要
臨床に応用するための水電解質・酸塩基平衡の基本を,日々の臨床経験を踏まえて,本格的にわかりやすく解説する.研修医,救急医はもちろん,すべての医療者必読の1冊!
目次
第1章 研修医のための水電解質と輸液の基本
1.初期研修医のための輸液の基本 <今泉貴広 藤田芳郎>
1.水を3 L急速に飲んだら「細胞内液」と「細胞外液」はどう変化するか?
2.水を3 L飲んだとき血清Na濃度はどうなるか?
3.水を3 L飲むことの問題点は何か?
4.浮腫とは何か?
5.水を3 L急速に飲んだ状態を点滴で再現できるか?
6.5%ブドウ糖液を点滴することの問題点?
7.「等張液」とは?
8.「有効浸透圧」=「張度」とは?
9.等張液⊿Lを点滴すると「細胞内液量」と「細胞外液量」はどうなるか?
10.「等張液を投与する」行為を何と呼ぶか?
11.脳梗塞直後に輸液をするときどんな輸液が適切か?
12.細胞内液量と細胞外液量の変化を定義する
2.細胞内液量と細胞外液量の変化とその組み合わせ<川人瑠衣 藤田芳郎>
1.例題
2.ある濃度のNaCl輸液yL点滴後の細胞内液量と細胞外液量の求め方
3.症例問題
4.まとめ
3.頻出する6つの尿細管細胞 <野村篤史 藤田芳郎>
1.尿細管の区分
2.尿細管沿岸の都市の全体像
3.覚えておくと便利な主要な尿細管細胞6つ
4.初期研修医のための利尿薬の基本 <湊口 俊 藤田芳郎>
1.利尿薬とは何か
2.利尿薬は基本的にどんな時に用いるのか?
3.利尿薬を使う時の14の心得
4.「Na吸収阻害薬」の副作用
5.トルバプタン
5.生理食塩水は等張液か? 「偽性低Na血症」とは?<滝澤直歩 藤田芳郎>
1.生理食塩水は等張液か?
2.各種輸液製剤の比較
3.「偽性低Na血症」とは何か?
4.「高血糖」の時の低Na血症は「偽性低Na血症」ではない!「低Na血症」が「細胞萎縮」となる例外的な状況である
6.初期研修医のための「ショックの診かた考え方」<丸井伸行>
7.救急外来における糖尿病性ケトアシドーシスと高浸透圧性高血糖状態の治療
1.DKAとHHSの病態と比較
2.救急外来での診断にあたって
3.検査のポイント
4.DKAとHHSの治療ポイント
5.治療効果判定
8.栄養輸液の基本 <尾関貴哉>
1.栄養輸液の大前提
2.維持輸液の基本
3.蛋白質(アミノ酸製剤)
4.脂質(脂肪乳剤)
5.糖質(ブドウ糖液)
6.インスリン
7.電解質
8.微量元素
9.ビタミン
10.急性期の患者の栄養輸液
11.低栄養患者とRefeeding症候群について
9.本書で使う用語の定義について <藤田芳郎>
第2章 研修医のための酸塩基平衡の診かた考え方
1.誰でもできる酸塩基平衡異常のステップ診断<湊口 俊 藤田芳郎>
2.アニオンギャップ上昇代謝性アシドーシス―アニオンギャップと「Na-Cl」の考え方― <湊口 俊 藤田芳郎>
3.乳酸アシドーシス(もう1つのショック) <志水英明>
4.アニオンギャップ正常代謝性アシドーシス(高Cl性代謝性アシドーシス)<志水英明>
5.代謝性アルカローシス <川人瑠衣 藤田芳郎>
6.呼吸性アルカローシス <谷澤雅彦>
7.呼吸性アシドーシス <木田 節>
第3章 水電解質の診かた考え方
1.K代謝
2.CaとMgとリン酸の総論 <藤田芳郎>
3.Ca代謝 <龍華章裕>
4.Mg代謝 <大山友香子>
5.リン酸代謝
6.血清Na濃度異常
クイックリファレンス <葉末 亮 藤田芳郎>
高K血症の治療
低K血症の緊急治療
高Ca血症の治療
低Ca血症の治療
低リン酸血症の治療
高リン酸血症の治療
低Mg血症の治療
高Mg血症の治療
低Na血症の緊急治療
高Na血症の治療のまとめ
索 引