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触れてわかる腰痛診療<画像でわからない痛みをみつけて治療する>

触れてわかる腰痛診療<画像でわからない痛みをみつけて治療する>
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筆頭著者 井須 豊彦 金 景成 (編著)

その他の著者 森本大二郎/千葉泰弘/國保倫子/岩本直高/濱田緒美/倉石慶太/菅原 淳/石垣大哉/田口暢秀/佐藤雅美

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年9月24日

ページ数 96

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-498-05472-1

印刷版発行年月 2015年6月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498054721

書籍・雑誌概要

適切な外科手術が行われても,腰痛が残って苦しんでいる患者や,画像診断では原因が特定できない腰痛に悩む患者が少なからず存在する.本書では,そういった非特異的腰痛について,手で身体に触れる診察法と治療を紹介.身体に触れることで,個々の患者の痛みの本質が見えてくる.どこのポイントをどう押して動かせばいいのか,豊富なイラストを使って解説.専門医ではなくとも分かりやすい,今日から早速使える技術を習得できる.

目次

第1章 腰痛治療の現況,問題点
1 腰痛治療の現況,問題点 〈金 景成〉
 A. 腰痛治療の現況
 B. 腰痛の原因
 C. 腰痛の画像診断
 D. 心理社会的要因
 E. 腰痛治療の専門医
 F. 腰痛治療の問題点
 コーヒーブレイク・1
  Spinal instrumentation 後に残存した腰痛に対する治療
 -上殿皮神経剥離術による治療経験-

第2章 身体に触れてわかる腰痛の原因
1 上殿皮神経障害 〈金 景成〉
 A. 上殿皮神経障害の歴史
 B. 上殿皮神経とは
 C. 上殿皮神経障害の頻度
 D. 上殿皮神経障害の症状
 E. 上殿皮神経障害の原因
 F. 上殿皮神経障害の診断
 G. 上殿皮神経障害のブロック治療
 H. 上殿皮神経障害の外科治療
2 仙腸関節障害 〈森本大二郎〉
 A. 仙腸関節の解剖
 B. 仙腸関節障害の歴史
 C. 仙腸関節障害の症状
 D. 仙腸関節障害の診断
 E. 仙腸関節障害の治療
 コーヒーブレイク・2
  上殿皮神経障害,殿筋障害を合併した仙腸関節障害例の経験 〈千葉泰弘〉
3 梨状筋症候群 〈金 景成〉

第3章 私の診療法-手で身体に触れてわかる腰痛の診察法-
1 問診 〈井須豊彦〉
 神経外科医のつぶやき・1
 脳神経外科医がなぜ腰痛治療を?
  -お尻を見るために脳神経外科医になったわけではない〈井須豊彦〉
2 外来の診察室で行っていること 〈井須豊彦〉
 A.視診
 B.理学的所見の取り方
  B-1.仰臥位 
     (1) 鼠径部の圧痛
  B-2.腹臥位
     (1) 起立筋外側の圧痛
     (2) 腸骨稜上の圧痛
     (3) 殿部外側(大転子と腸骨稜の中点付近)の圧痛
     (4) 殿部内側の圧痛
     (5) 梨状筋部の圧痛
     (6) Newton 変法
 コーヒーブレイク・3
  手で触れてわかる下肢痛
  -絞扼性腓骨神経障害ならびに足根管症候群- 〈金 景成〉
 コーヒーブレイク・4
  外側大腿皮神経障害とは 〈國保倫子〉
3 神経学的検査-手で身体に触れてわかる腰痛における神経学的検査の意義- 〈金 景成〉
 A. 手で身体に触れてわかる腰痛の原因疾患
 B. 胸腰椎疾患による下肢症状の診察
 C. 他の末梢神経疾患との併発
4 画像診断-手で身体に触れてわかる腰痛における画像診断の意義- 〈岩本直高〉
  症例1 腸骨骨折
  症例2 化膿性脊椎椎体椎間板炎
  症例3 転移性脊椎腫瘍
  考察
 神経外科医のつぶやき・2
  画像上の異常が原因とは限らない 〈井須豊彦〉
 コーヒーブレイク・5
  腰痛との出会い-脳神経外科研修医の立場から- 〈濵田緒美〉
 コーヒーブレイク・6
 「手で体に触れてわかる腰痛」との出会い
 -脊髄外科指導医の立場から- 〈倉石慶太〉

第4章 身体に触れてわかる腰痛の治療方針
1 身体に触れてわかる腰痛の治療方針 〈井須豊彦〉
 コーヒーブレイク・7
  腰椎術後に残存した腰痛 〈菅原 淳,石垣大哉〉

第5章 治療法
1 薬物治療-私の処方箋- 〈井須豊彦〉
 神経外科医のつぶやき・3
  時代おくれの外科医 〈井須豊彦〉
 コーヒーブレイク・8
  腰痛に対する薬物治療の現況 〈國保倫子〉
 神経外科医のつぶやき・4
  手術だけしたいのですか,それとも外科医になりたいのですか 〈井須豊彦〉
2 ブロック治療 〈千葉泰弘〉
 A. 神経ブロックの目的と適応
 B. 腰椎疾患による腰下肢痛に対するブロック
 C. 腰椎周辺疾患による腰下肢痛に対するブロック 
 D. 神経ブロックに使用する薬剤
 E. 神経ブロックの合併症
3 理学療法 〈田口暢秀〉
 A. 目的
 B. 方法
 C. 注意点
4 手術治療-上殿皮神経剥離-
 A. 上殿皮神経障害による腰痛の診断
 B. 手術法
 C. 術後の管理
 D. 手術成績
 E. 私の手術法の利点ならびに問題点
 神経外科医のつぶやき・5
  私の腰痛治療に影響を与えた外科医 〈井須豊彦〉
 コーヒーブレイク・9
  腰椎に対する鍼灸治療 〈佐藤雅美〉

第6章 今後の展望
1 今後の展望 〈井須豊彦〉
 神経外科医のつぶやき・6
  年をとっても,神経外科医よ大志を抱け 〈井須豊彦〉
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