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立体模型でよくわかる 腋窩郭清ビジュアルテキスト 改訂2版
筆頭著者 萬谷 京子 (著)
川崎市立川崎病院乳腺外科部長
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2020年11月30日
ページ数 152
判型 B5判
印刷版ISBN 978-4-498-02259-1
印刷版発行年月 2020年11月
書籍・雑誌概要
腋窩郭清は,乳癌治療において必要な術式である.しかし若手外科医においては,腋窩の術野を実際に見る機会が減少し,解剖や手術操作を習得することが困難になった.とりわけ,Level1の立体構築や郭清の手術操作の流れを明確にイメージすることは難しい.そのような現状を踏まえて,本書では,立体模型を使った著者のレクチャーを紙面上で再現,改訂2版では,新たな術野の転換方法などを追加し,さらにパワーアップした.
目次
1 章 左腋窩立体模型で見る腋窩LevelⅠの解剖
2 章 Operative questions
1.LevelⅠの郭清ではどの範囲の脂肪を切除するのか?
2.LevelⅠの郭清で温存する構造物は何か?
3.LevelⅠの郭清で結紮・切離してよい血管・神経はどれか?
4.Axillaryfatpad の周囲で,結紮・切離すべき血管がほとんど存在しない領域はあるか?
5.腋窩静脈を見つけるコツは?
6.胸背動・静脈・神経を見つけるコツは?
7.胸背動・静脈・神経を温存するコツは?
8.長胸神経を見つけるコツは?
9.長胸神経を温存するコツは?
10.広背筋を見つけるコツは?
11.郭清すべき脂肪組織の肉眼的特徴は?
12.腋窩LevelⅠ全体の立体構築を理解しやすくする方法は?
13.重要構造物の立体的な位置関係は?
14.重要構造物を速やかに確認するコツは?
15.どんな操作をするのか?
16.どんなバリエーションがあるか? どう対応するのか?
17.著しい肥満患者の場合の手術操作のコツは?
18.腋窩郭清のときの体位は?
19.Bp+Ax のときの皮膚切開は?
20.ドレーン留置はどのようにするか?
3 章 2 通りの腋窩郭清について
共通の手術操作
肩甲下筋膜前面の?離を外側から内側に向かって行う方法【サマリー】
肩甲下筋膜前面の?離を内頭側から外尾側に向かって行う方法【サマリー】
肩甲下筋膜前面の?離を外側から内側に向かって行う方法【詳述】
肩甲下筋膜前面の?離を内頭側から外尾側に向かって行う方法【詳述】
手術操作の流れ(右腋窩の場合)
術中写真で見る腋窩の解剖
4 章 腋窩リンパ節生検について
増補1 郭清の最初に容易に腋窩静脈を見つけられて広々とした術野でLevelⅡの郭清を行える方法
増補2 実際に手術で経験したことからのご報告
増補3 当施設での工夫
付録
参考図書・文献
腋窩LevelⅠ立体模型を使用される方へ
さくいん