書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

臨床家 諸君!!

セラピスト達のための教化書

セラピスト達のための教化書
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 山口 光國 (編著)

メジカルビュー社

電子版ISBN

電子版発売日 2021年5月3日

ページ数 280

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7583-1892-1

印刷版発行年月 2021年3月

DOI https://doi.org/10.18885/9784758318921

書籍・雑誌概要

「本来のセラピーとは? セラピストとしてどうあるべきか?」を追求してきたカリスマ理学療法士が,若手セラピストのために書き下ろした初めての単著。笑いあり涙ありのエピソードが満載で,臨床に立つ際の心構えをわかりやすい語り口調で示している。
自身の経験・学術的基盤も織り交ぜながら,セラピストとして育つための教養,先人が残した言葉,自らを良い方向へ導くための視点・ヒントとなる素材を紹介。臨床での困りごと解決のヒントとなる言葉が随所に散りばめられており,セラピーにかかわるすべての職種に向けて,セラピストとしての共通理念,向かうべき方向性を示す。

目次

Part 1 セラピーとは
 1 モラル(moral)とモラール(morale)
  セラピストとしての振る舞い
 2 セラピーの理念とは?
  セラピーとは
  苦しみとは
 3 セラピーの歴史:ヒポクラテスの時代から
  自然対応力 physisを引き出す

Part 2 セラピストとしてあるべき姿とは
 1 志:セラピストは何を目標とすべきか
  相手が中心となる志が基本
  セラピストのあるべき姿
 2 良いセラピストとは?
  “Do”の前に“Be”を考えることが大切
  自らを振り返る
  定型的技術,さらに適応的技術に挑む意欲
  対応戦略:セラピストの基本姿勢は対応探し!
  経験で物を言う・経験からの勘ではなく,経験を積め!
 3 ダメなセラピストとは?
  苦しみを増長させない・増やさない(リスク管理を怠らない)
  セラピストとしての役割を捨てない(諦めない)
  純粋性を保つ(固執しない)
  セラピストとしての役割を自覚する
  理念を大切にする
  誰にも公平でなければならない
  守秘義務の保持
 4 セラピストとして心に留めておくべき事柄
  慈しみ
  この慈悲,始終なし
  三重の関心

Part 3 知識・技術の前に大切なこと
 1 行動変容は相互関係の構築から
  行動変容を促す/始まりは症例に受け入れられること
  ジョハリの窓
  メラビアンの法則
 2 身だしなみ
  清潔であること
  危険でないこと
  合理的であること
  自分の特徴を示せること
  社会的ルールに準じること
 3 言葉遣い
  変化のあるイントネーション
  理解できる用語
  声の高さ
  リズム
  滑舌
  コミュニケーションスキル
  コミュニケーションレベル
  意識すべき会話のポイント
 4 体使い
  姿勢変化(心理は姿勢に現れる)
  大切にするならば,体の正面を必ず向ける
  視線の高さ
  パーソナルスペース

Part 4 臨床での基本
 1 セラピーの基本:「治し癒す」と「治め癒す」
  「治し癒す」
  「治め癒す」
 2 科学をどう捉えるか
  科学とは?
  信頼性
  妥当性
 3 相互決定理論
  因果関係から相互決定という考えへ
  天才が作るインソール
 4 複雑系科学
  一定と揺らぎ
  生体に関わる因子は多種多様
 5 矛盾・不十分・一貫性の欠如
  矛盾
  不十分
  一貫性の欠如
 6 複雑系の反応を踏まえたセラピストとしての情報収集:やり方・扱い方・考え方
  セラピスト自身が調整変数
  関節内の反応と関節間の相互反応
  身体各部の連携
  機能的連携
  セラピーに関わる調整変数

Part 5 臨床での技術とは
 1 思考の技術
  “定型的な技術”と“適応的な技術”
  関係を踏まえての思考
  立場を踏まえての思考の展開
  事実の抽出
  類推する
  気づく
 2 臨床の基本となる技術
  タッチ(徒手的対応)
  言葉の技術(言語的対応)