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SKILL 一流の外科医が実践する修練の法則

SKILL 一流の外科医が実践する修練の法則
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筆頭著者 クリストファー・S・アーマッド (著) 宮田 真 (訳)

メジカルビュー社

電子版ISBN

電子版発売日 2023年3月28日

ページ数 180

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7583-0471-9

印刷版発行年月 2023年3月

DOI https://doi.org/10.18885/9784758304719

書籍・雑誌概要

一流はなぜ一流となりえたのか?
どのように修練を積んできたのか?
どのような思考が成功へとつながっているのか?
極限状態のプレーシャーに耐えうる精神はどのように培われたのか?

一流には一流たりうる理由が必ず存在する。

タイガー・ウッズ、マイケル・ジョーダン、ペレ、フランツ・ベッケンバウアー、デレク・ジーター、カルロス・アルベルトなどのスポーツ選手から、サム・ウォルトン、スティーブ・ジョブズ、ウォルト・ディズニー、アーノルド・シュワルツェネッガーまで、世界のトップパフォーマーを取り上げ、ニューヨーク・ヤンキース チームドクター長であり、コロンビア大学整形外科教授である著者が、一流の外科医になるための思考法や戦略、鍛錬の方法を導き出している。

米国では「外科医を目指すなら必ず読んでおきたい」と評される名著を、日本人で唯一の米国小児外科医が翻訳。「抜きんでた何者かになりたい」と願う、すべての外科医のためのバイブルである。

松井 秀喜 氏(元 ニューヨーク・ヤンキース)
ヤンキースにとって彼の経験と知識とスキルは大きなアドバンテージです。
私が両膝の手術後に安心してプレーできたのも彼の存在があったからです。

北原大翔 氏(チームWADA代表/本物の外科医YouTuber/シカゴ大学心臓外科)
誰よりも優れた外科医になりたい。そんな漠然とした理想を現実化させうる本。
これを読んで胸を熱くしない外科医はいない。 

田尻達郎 氏(九州大学大学院医学研究院 発達医学講座小児外科学分野教授) 
プロフェッショナルの外科医になるための心得と方法は、全ての職種で一流になるためのそれと、驚くほど共通のものである。 

菅谷啓之 氏(東京スポーツ&整形外科クリニック院長/医療法人社団TSOC理事長)
自らの経験に照らし合わせても、ひとつひとつが納得できる至高の書。
グリットとレジリエンス:一番大切です。 

町淳二 氏(ハワイ大学医学部外科教授・国際医療医学オフィス部長)
システマティックにサステイナブルに効率よくSKILLを自分のものにする方法が望まれますが、本書「SKILL」はその答えと信じます。
SKILL修得と向上のためのコツ・パールが分かりやすくまとめられ、今日からでも実践可能です。 

原著者
Christopher S. Ahmad
ニューヨーク・ヤンキース チームドクター長。
メジャーリーグ野球チーム医師協会メンバー。
コロンビア大学整形外科教授。
肘、膝、スポーツ医学に関する100以上の論文や原稿を執筆し、国内外で100以上の講演を行う。
スポーツ医学の分野における優れた研究で多くの賞を受賞。
トミー・ジョン手術が必要となる肘外傷の多発に対処する、メジャーリーグの研究委員会にも参加。
松井秀喜氏をはじめ、多くの日本人メジャーリーガーの診療にも携わる。

翻訳
宮田 真
米国ミズーリ州セントルイス大学・カーディナル・グレノン小児病院小児外科医。
同院 小児外科フェローシッププログラムディレクター。
米国一般外科・外科集中治療・小児外科専門医。
2003年岡山大学医学部卒。日本で5年の研修を経て2008年に渡米。

目次

推薦の言葉
訳者の言葉
日本語版特別対談 一流の外科医の「SKILL」とは?
ダニエル・コイルによる前書き
はじめに

Part 1 スキルの定義
 1 『天才神話』に騙されるな
 2 環境じゃない、あなたです
 3 メンターを「リバースエンジニアリング」する
 4 キーポイントを探し出し、盗め
 5 好きな手術を脳裏に刻み込む
 6 ノートを常に持ち歩く
 7 目標を書き出し、目標に到達するまでのプロセスに没頭する
 8 手術室の外ではリスクを冒せ
 9 ハードスキルとソフトスキルの違いを認識する
 10 マリアーノ・リベラのようにハードスキルをマスターする
 11 解剖に敬意を。視野展開に喜びを―手術におけるハードスキル
 12 ソフトスキルを身につけるには、滑降スキーをイメージして練習する
 
Part 2  スキルの向上
ディープトレーニング ースイートスポットを見つけ、「背伸び」し、繰り返す
 13 スキル習得の複利効果を利用する
 14 演奏会の準備をするように、一人で練習する
 15 ウッデン監督のように、基本的なディテールにこだわる
 16 真似しまくれ
 17 スイートスポットを特定する
 18 「深く」取り組み、悪戦苦闘は受け入れる
 19 自分は師匠より優れていると信じよ
 20 手術を細かく分解せよ
 21 ゆっくりやる
 22 うまくできたときは、その場所をマークする
 23 皮膚切開を小さくしてみる
 24 本から学ぶには、本を閉じよ
 25 手術記録は常に手術前に書け
 26 パフォーマンス直後に練習せよ
 27 R.E.P.S. テクニックを使って練習する
 
Part 3  マスターの域への到達
やる気、グリット(grit:やり抜く力)、分析的誠実さを身につける
 28 自分の手術を採点する
 29 エゴを捨てる
 30 間違いは、成長のために積み木を重ねていくようなもの
 31 (ミスや失敗に関して)ポジティブな考え方を身につける
 32 ブルーカラーな外科研修先を選ぶ
 33 研究室で引っぱがす? ―研究のススメ
 34 「チャンキング」は魔法のような即興性を発揮する
 35 目を閉じて、イメージする
 36 真の達人を目指すには、教えることだ
 37 より良いコーチになれ
 38 良い結果ではなく、質の良い練習を褒める
 39グリット(grit)を養う
 40 より良い手術手技を開発する

Part 4  そのほかの考察
 R1 そんなに優秀な外科医なら、なぜ手術ができないの???
 R2 チェスのレッスンを受ける
 R3 楽器を演奏するように、手術のパフォーマンスを高める
 R4 チョーキング(過度の緊張)を避ける
 R5 コーチング
 R6 患者は命と人生をあなたに委ねている

 おわりに