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≪神経内科外来シリーズ 4≫
てんかん外来
筆頭著者 辻 貞俊 (担当編集)
メジカルビュー社
電子版ISBN 978-4-7583-7507-8
電子版発売日 2016年12月12日
ページ数 232
判型 B5変
印刷版ISBN 978-4-7583-0385-9
印刷版発行年月 2016年1月
書籍・雑誌概要
神経内科医が接する機会の多い疾患の外来診察に必要なノウハウを,シェーマ・フローチャートなどを多用しコンパクトにまとめて解説するシリーズ。特に患者の多い神経疾患(頭痛・認知症・パーキンソン病・てんかん・脳卒中)を取り上げ,全5巻で構成。
本巻では,100人に1人の発症率ともいわれる「てんかん」を取り上げ,外来で必要な基本的知識と,外来の基本的な流れを解説。さまざまなてんかんのCase Studyをとおしてガイドラインに基づく治療を学べる,てんかん外来の基本が身につく1冊。
目次
Ⅰ てんかんについての基礎知識
てんかんとは 辻 貞俊
てんかんの疫学
てんかんの定義
てんかんの消失とは
実用的臨床定義の提案への対応の動き
てんかんと鑑別すべきけいれん発作
てんかんの分類 飛松省三
はじめに
てんかん発作なのか
てんかん分類のとらえ方
1981年発作分類と1989年てんかん分類の特徴
2010年報告の概要
外来診療での留意点
てんかんの疫学 赤松直樹ほか
はじめに
疫学調査研究におけるてんかんの概念・定義
てんかんの疫学における用語
てんかんの疫学調査方法
有病率と発病率
てんかん発作型・症候群分類の疫学
てんかんの予後
てんかんでの遺伝子異常 石井敦士ほか
はじめに
進行性ミオクローヌスてんかん
素因性てんかん
おわり
Ⅱ 外来診察の基本的な流れ
診察・診断の流れ 赤松直樹ほか
てんかんの診断には病歴が重要
目撃者からの病歴
患者本人からの発作の病歴
既往歴
家族歴
発作型別病歴聴取のポイント
診断に必要な検査 吉村 元ほか
はじめに
てんかんの診断に必要な検査
脳波検査
頭部MRI
SPECT、PET
神経心理検査
鑑別診断 井上岳司ほか
はじめに
てんかんの診断フローチャート
詳細な問診(情報収集)
免疫学的異常が示唆される疾患
最後に
●基本的な治療の進め方
薬物療法:成人てんかん 中野 仁ほか
診断
抗てんかん薬の選択
抗てんかん薬の開始・増量・変更の方法
薬物療法:小児てんかん 伊藤 進ほか
はじめに
抗てんかん薬の開始
抗てんかん薬の選択
抗てんかん薬の処方
おわりに
薬物療法:難治てんかん 須貝研司
難治てんかんとは
真の難治てんかんと見せかけの難治てんかん
難治てんかんへの対応と基本的検討
見せかけの難治性の鑑別と見せかけの難治性への対応
真の難治てんかんへの対応
外科的治療 稲次基希ほか
はじめに
外科治療が可能なてんかん
外科治療を考慮するタイミング
外科手術の各論
治療の終結 高田こずえほか
はじめに
治療終結を検討する際に考慮すべき項目
妊娠可能年齢の女性における投薬調整
具体的な減量方法と注意点
治療終結後のフォローと予後
まとめ
予後、治療成績 表 芳夫ほか
薬物治療による発作の転帰
外科治療の転帰
認知および社会的予後
予期せぬ突然死
女性(妊娠)への対応 平田幸一ほか
はじめに
妊娠前に必要なこと
妊娠中に必要な知識
出産後の注意
おわりに
改正道路交通法・処罰法への対応 松浦雅人
はじめに
新しい道路交通法
任意通報制度は不正運転を減らすか
新しい刑事特別法
運転禁止/注意薬物に関する厚生労働省課長通達
日本てんかん学会と警察庁による実態調査
医療・福祉制度 渡邊さつきほか
はじめに
医療費の支援
生活費の支援
日常生活の支援
Ⅲ Case Study:症例を通しててんかんを学ぶ
側頭葉てんかん 赤松直樹ほか
前頭葉てんかん 重藤寛史
頭頂葉てんかん 藤井正美
後頭葉てんかん 坂口友理ほか
笑い発作 亀山茂樹
全般強直間代発作のみを示すてんかん 神 一敬
若年ミオクロニーてんかん(JME) 千葉 茂
欠神てんかん 竹田加奈子ほか
Lennox-Gastaut症候群 白石秀明
West症候群 小川 厚
脱力発作 川合謙介
高齢者てんかん 山野光彦ほか
てんかん重積状態:けいれん性 溝渕雅広
てんかん重積状態:非けいれん性 永山正雄
心因性非てんかん性発作 兼本浩祐