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≪講座 精神疾患の臨床 6≫
てんかん 睡眠・覚醒障害
筆頭著者 村井 俊哉 (編集)
京都大学大学院医学研究科精神医学教室
その他の著者等 内山/真 兼本/浩祐
中山書店
電子版ISBN
電子版発売日 2022年3月7日
ページ数 448
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-521-74826-9
印刷版発行年月 2022年2月
書籍・雑誌概要
「てんかん」「睡眠・覚醒障害」はICD-11 第6章(精神疾患の章)外に分類されているものの精神疾患との関連が深く,診療にあたる精神科医には診療科横断的な幅広い知識とともに高い専門性が求められる.また近年,病態理解や創薬において著しい進歩がみられる領域でもある.そこで,本巻では精神科医にとって重要なポイントをまとめ,ICD-11を含む新規知見を概観できるよう解説している.
目次
本書で用いるICD–11の日本語病名・用語および診断ガイドラインの和訳について (神庭重信)
てんかん
てんかん学と精神医学の歴史(兼本浩祐)
疫学 (辻 富基美)
臨床診断 (川崎 淳)
病態
神経生理学の視点から (十河正弥,松本理器)
病態と病態生理の観点から(岡田元宏)
Topics 突然死 sudden unexpected death in epilepsy (宮川 希,谷口 豪)
治療 (加藤昌明)
生活支援—包括的視点から (岩佐博人,原 広一郎)
てんかん・てんかん症候群 各論
焦点てんかん (西田拓司)
全般てんかん (池田 仁)
全般焦点合併てんかん (小国弘量)
急性症候性発作(尾久守侑)
非誘発性てんかん発作 (原 恵子)
てんかん重積 (貴島晴彦)
Topics 自己免疫性脳炎 (松本理器)
てんかんに伴う精神医学的側面
全般 (吉野相英)
心因性非てんかん性発作 (倉持 泉,岩山孝幸)
精神病〈精神症〉症状 (足立直人)
知的発達症・自閉スペクトラム症 (本岡大道,安元眞吾)
Topics 高齢者のてんかん (曽根大地,渡辺雅子)
睡眠・覚醒障害
人間の睡眠と不眠症の歴史 (内山 真)
睡眠・覚醒障害の診断分類 (本多 真)
睡眠・覚醒障害の疫学と併存疾患 (降籏隆二)
睡眠・覚醒障害の症候学と鑑別疾患 (山寺 亘)
睡眠・覚醒障害の検査法 (岡 靖哲)
自記式評価尺度 (斎藤かおり,鈴木正泰)
睡眠制御の病態
生理的睡眠制御 (鈴木正泰)
生化学的薬理学的睡眠制御 (稲田 健)
治療
薬物療法 (三島和夫)
非薬物療法,認知行動療法,睡眠衛生 (渡辺範雄)
時間生物学的治療 (吉池卓也)
Topics 体温コントロールによる不眠症治療 (大槻 怜,鈴木正泰)
睡眠・覚醒障害 各論
不眠障害群 (河村 葵,栗山健一)
中枢性過眠症群 (小野太輔,神林 崇)
睡眠関連呼吸障害群 (松田有史,角谷 寛)
概日リズム睡眠・覚醒障害群 (北島剛司)
睡眠関連運動障害群 (都留あゆみ,松井健太郎)
睡眠時随伴症群 (瀧井 稔,小曽根基裕)
Topics 睡眠関連てんかん (髙木俊輔)
精神疾患における睡眠・覚醒障害 (普天間国博,高江洲義和)
認知症における睡眠と夜間行動の問題 (藤城弘樹)
生活習慣病・整形外科疾患に伴う睡眠・覚醒障害 (平野 亘,刑部彰一)
Topics アルコール使用と睡眠 (金野倫子)
Topics 睡眠を改善するサプリメント (中島 亨)