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これでわかる 心房細動の診かたと治療 改訂第2版
内科医のためのガイドラインに即した手びき
筆頭著者 池田 隆徳 (著)
東邦大学教授
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28477-1
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 162
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-524-26861-0
印刷版発行年月 2013年3月
書籍・雑誌概要
“一般内科医の視点でみた”心房細動診療のやさしく,わかりやすい解説書.今版では,新規薬剤の登場,ガイドラインの改訂に対応して,全体を最新情報にアップデートしてさらにパワーアップ.とくに話題の新規抗凝固療法は,充実した内容としつつも平易に解説し,患者の病態に応じた処方がよくわかる.内科医に必要な心房細動診療の知識のすべてが詰まった一冊.
目次
【内容目次】
■不整脈治療に使用される主な薬物一覧
●不整脈の薬物治療に用いられる主な経口薬
●不整脈の薬物治療に用いられる主な注射薬
I 心房細動の疫学とその実態
A.疫学調査からみた現在の患者数
B.遺伝子異常との関連性
C.今後の患者数の推移の予測
II 心房細動の分類のしかた
A.不整脈疾患のなかでの位置づけ
B.ガイドラインに準じた心房細動の分類
C.自律神経を考慮に入れた心房細動の分類
III 心房細動はなぜ起こるのか
A.発生するメカニズムを知る
B.持続するメカニズムを知る
C.心筋の組織構造との関連性
IV 心房細動の臨床背景について
A.基礎疾患や心機能との関連性
B.自律神経活動との関連性
C.QOLおよび予後について
V 心房細動患者の診かた
A.問診のポイントとコツ
B.症状記録帳の活用
C.身体所見のとりかたのポイント
VI 心房細動の心電図の読みかた
A.心電図診断の基本
B.典型的な心房細動の心電図
C.例外的な心房細動の心電図
D.鑑別を要する不整脈
VII 心房細動の検査の進めかた
A.基礎疾患検索のための検査
B.心エコーでのチェックポイント
C.Holter心電図でのチェックポイント
D.自律神経活動の評価のしかた
E.運動負荷心電図の適応
VIII 専門病院で行われる検査
A.経食道心エコー
B.P波加算平均心電図
C.心臓電気生理学的検査
IX 心房細動の治療方針
A.最近の不整脈治療の考えかた
B.心房細動治療のありかた
C.アップストリーム療法の位置づけ
X 血栓・塞栓を予防する意義
A.心房細動による心原性脳塞栓症の疫学
B.心原性脳塞栓症患者の予後
C.抗凝固薬を使用することの意義
D.抗血小板療法との比較
E.CHADS2スコアの活用
F.新しい抗凝固薬の登場
XI 薬物治療ー抗血栓凝固療法
A.薬物治療における抗血栓凝固療法の位置づけ
B.ワルファリンの使いかた
C.新しい抗凝固薬の使いかた
D.新しい抗凝固薬を使用する場合の注意点
E.除細動するときの注意点
F.抜歯,外科的手術,内視鏡を行うときの注意点
G.抗凝固薬を投与しなくてもよい患者
XII 薬物治療ーリズムコントロール療法
A.抗不整脈薬を用いた薬物治療の指針
B.リズムコントロール療法の薬物選択ポイント
C.抗不整脈薬を用いたリズムコントロール療法の実際
D.自律神経をターゲットにした薬物治療
E.pill-in-the-pocketアプローチ
XIII 薬物治療ーレートコントロール療法
A.レートコントロール療法の臨床的エビデンス
B.心房細動における治療法の移り変わり
C.β遮断薬の意義と役割
D.レートコントロール療法に使用される薬物
XIV 副作用の防ぎかたと患者指導
A.副作用を防止するうえでのポイント
B.患者指導のポイント
XV 専門病院で行われる治療
A.カテーテルアブレーションの方法
B.カテーテルアブレーションの適応
C.その他の観血的治療法について
XVI 治療のケースアプローチ(Q&A)
A.心房細動の血栓・塞栓の予防について
B.発作性心房細動のリズムコントロール療法について
C.持続性/慢性心房細動のレートコントロール療法について
D.カテーテルアブレーションの適応について
E.抗不整脈薬の副作用の防止について
参考文献
索引