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これでわかる腎性貧血の診かたと治療 改訂第2版

CKD実践医療のための手びき

これでわかる腎性貧血の診かたと治療 改訂第2版
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筆頭著者 栗山 哲 (著)

東京都済生会中央病院部長・東京慈恵会医科大学客員教授

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-28469-6

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 174

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-524-26773-6

印刷版発行年月 2013年4月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524267736

書籍・雑誌概要

一般内科医向けに腎性貧血の疫学・診断・治療についてわかりやすく実践的に解説した好評書.今改訂では,初版以降に発表されたCKDに関するガイドラインや診療ガイドの内容,長時間作用型ESAやrHuEPOのバイオ後続品,鉄代謝に関する最新の知見などを盛り込んだ.最新のCKD実践医療に即してパワーアップした一冊.内科医,開業医必携.

目次

【内容目次】
●腎性貧血に用いられる主な薬剤一覧
I:ガイドラインの位置づけ:日常診療にどう生かすか?
 A ガイドラインが登場した背景
 B ガイドライン作成の方法
 C 医学的エビデンスの種類と質
 D ガイドラインを有効に活用するコツ
 E ガイドラインの法的側面
II:腎性貧血の診断と鑑別法
 A 貧血の診断と定義
 B 貧血の3つの病型と鑑別診断
 C 貧血の臨床症状
 D 腎性貧血はどう治療するか?
III:腎性貧血の発生頻度
 A 保存期CKDの貧血の頻度
 B 保存期CKDの貧血管理の現況
 C 透析療法下の貧血の頻度と管理状況
 D 透析療法下の貧血管理の現況の推移
IV:腎性貧血はなぜ起こる?なぜ悪い?
 A 腎性貧血の原因は?
 B 貧血は心不全を悪化させる
 C 貧血はCKDの進展を助長する
 D CRA症候群とは何か?
 E 腎性貧血改善のもたらすQOL改善のメリット
 F 糖尿病合併のCKDと腎性貧血の特殊性
V:ESA開始基準,目標Hb値と中止基準
 A 欧米と日本のガイドライン:いくつ,どんなものがある?
 B ESA開始基準
 C 目標Hb値,減量・中止基準
 D JSDTガイドライン2008でHDとPD・保存期CKDで目標値が同一でない理由は?
 E CKD診療ガイド2012やKDIGOガイドライン2012で推奨値が低くなった理由は?
VI:ESAの選択と使い方
 A どのESAを使用するか,選択の目安
 B 目標Hb値達成を目指すESA投与法:投与量,投与経路
 C 達成Hb値はESA投与量に依存性?
 D rHuEPO投与のクリニカルパス
 E rHuEPOからDA,C.E.R.A.に切り替える際の目安クリニカルパス
 F Hb値の適切な上昇速度は?
 G Hb変動とは何か?
VII:鉄剤の使い方,鉄充足,中止基準
 A 鉄剤の投与基準,鉄充足,中止基準
 B 鉄剤投与の必要性
 C 体内での鉄不足量の計算と補充量
 D 鉄剤投与の実際
 E 鉄剤の弊害への警鐘
 F “鉄の囲い込み”とは何か?
VIII:ESA低反応性(抵抗性)の病態
 A ESA低反応性の定義は何ですか?
 B 世界と日本の保存期CKDの貧血管理状況を比較する
IX:ESAの合併症にはどのようなものがある?
 A 血圧上昇の頻度
 B 血圧上昇の予防には?
 C 血栓のリスクはどの程度か?
 D 赤芽球癆について
X:輸血が必要になるときは?
 A 輸血の適応について
 B 輸血を行う際の注意
XI:大規模臨床試験のガイドラインへの影響に関して
 A 腎臓病領域は臨床研究が極めて少ない
 B HD患者での観察研究
 C HD患者での前向き大規模研究
 D 保存期CKD患者での前向き大規模研究と問題点
 E 腎性貧血ガイドラインの最近の動向
XII:小児科領域と腎移植後の貧血治療について
 A 小児科領域での目標Hb値など
 B 腎移植後の貧血に関して
XIII:症例から学ぶ処方例
XIV:Q&A
索引