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ナラティヴでみる看護倫理
6つのケースで感じるちからを育む
筆頭著者 鶴若 麻理 (編)
聖路加国際大学准教授
その他の著者等 麻原きよみ
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28649-2
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 126
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-26736-1
印刷版発行年月 2013年12月
書籍・雑誌概要
1人称のナラティヴでときあかす看護倫理の新しいテキスト.現代の医療問題を照らす6つのケースをとおして,登場人物の声に耳をかたむける.何を感じ,どう対処するか―物語を通じて生じる読者の心の動きは,臨床看護師として本当に必要な倫理的感性を磨くきっかけとなる.看護倫理の教材に.また日常業務のなか悩む看護師がひもとく本として.
目次
【内容目次】
I章 なぜ「ナラティヴ」に注目するのか
A.ナラティヴ“感じる”こと
B.割り切れない思い
C.倫理とは
D.倫理にかなう看護実践とは
E.本書でのナラティヴの活用
F.「看護倫理の扉」の取り組みかた
II章 ナラティヴから考える6つの臨床ケース
ケース1 本人と家族との意向のずれ
ケース2 患者の命は誰が決めるのか
ケース3 眠っているのか,眠らされているのか-伝えられなかった大切な情報
ケース4 本人と家族,医療者とのはざまで-利用者の尊厳をどこまで守れるのか
ケース5 組織の使命を果たすことと-スタッフの安全を守ること
ケース6 誰からも信じてもらえない-生かされなかった看護学生の得た情報
III章 ケースのふりかえり-倫理的課題と今後の行動に向けて
A.ケース1 本人と家族との意向のずれ
B.ケース2 患者の命は誰が決めるのか
C.ケース3 眠っているのか,眠らされているのか-伝えられなかった大切な情報
D.ケース4 本人と家族,医療者とのはざまで-利用者の尊厳をどこまで守れるのか
E.ケース5 組織の使命を果たすことと-スタッフの安全を守ること
F.ケース6 誰からも信じてもらえない-生かされなかった看護学生の得た情報
IV章 倫理的感受性を育む「ナラティヴ」
A.従来の臨床倫理におけるアプローチ
B.ナラティヴ・アプローチ
C.ナラティヴに注目することでみえてくるもの
V章 看護実践にナラティヴを活用しよう
A.ナラティヴのちから
B.自分のナラティヴを書いてみる
C.患者や家族のナラティヴを書いてみる
D.グループによるナラティヴ・アプローチ
E.ナラティヴ・アプローチによる自分の変化を捉えてみよう
VI章 環境に働きかけるナラティヴのちから
A.6つの臨床ケースのナラティヴにみられる組織的問題・社会的要因
B.倫理的実践を支援する環境を作る
C.よりよい倫理的環境を作るためにナラティヴを活用する
索引