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インフルエンザ診療のポイント

診断・治療・予防がすっきりわかる

インフルエンザ診療のポイント
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筆頭著者 藤田 次郎 (編)

琉球大学教授

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-28551-8

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 150

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-524-26395-0

印刷版発行年月 2010年12月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524263950

書籍・雑誌概要

パンデミック2009H1N1の経験をはじめ,合併症やハイリスク患者への対応,院内感染対策,薬剤の使い方など,インフルエンザ診療を適切に行うために必要な知識をわかりやすく解説.タミフル,リレンザの他,新たな抗インフルエンザウイルス薬であるラピアクタ,イナビル,ファビピラビルも盛り込んだ,専門領域を問わず,広く実地医家に役立つ一冊.

目次

【内容目次】
I章 インフルエンザの外来診療の実際
1.神戸の経験から
 (1)神戸における国内発生例の概要
 (2)発熱外来における診療
 (3)発熱相談センターの役割
 (4)発熱外来体制から蔓延期診療体制へ
 (5)国内発生例はいかにして蔓延していくのか
 (6)地域内流行を早期に察知するには
2.沖縄の経験から
 (1)海外発生期−国内発生早期
 (2)沖縄県内流行期
 (3)那覇市医師会診療応援発熱外来
 (4)沖縄県看護協会のボランティアによる電話対応
 (5)入院患者への対応:沖縄県によるインフルエンザ重症例報告,小児医療情報ネットワーク
 (6)パンデミック2009の教訓

II章 インフルエンザ治療薬の基礎知識と使い方
 (1)M2蛋白質阻害薬
 (2)ノイラミニダーゼ阻害薬
 (3)抗インフルエンザ薬の使用適応

III章 インフルエンザ感染症に合併する肺炎に関して
 (1)インフルエンザウイルス感染症に合併する肺炎の病型
 (2)インフルエンザウイルス感染によるARDSの病態
 (3)インフルエンザウイルス感染によるARDSの病理像
 (4)インフルエンザウイルス感染によるARDSの症例
 (5)インフルエンザウイルス感染によるARDSの治療
 (6)インフルエンザウイルス感染によるARDS(疑い)の治療成功例

IV章 小児のインフルエンザ診療
 (1)インフルエンザ 小児の診察
 (2)臨床症状
 (3)検査のポイント
 (4)治療
 (5)予防

V章 妊娠への対応
 (1)妊婦のインフルエンザ罹患に関する留意点
 (2)妊婦におけるインフルエンザの予防・治療

VI章 基礎疾患(糖尿病・喘息・COPDなど)を持つ患者への対応
 (1)高齢者
 (2)慢性疾患を有する患者
 (3)妊婦
 (4)乳幼児

VII章 インフルエンザ脳症について
 (1)診断
 (2)病型分類
 (3)治療

VIII章 インフルエンザの感染経路と予防策
 (1)インフルエンザの感染経路
 (2)感染経路に基づく予防策

IX章 インフルエンザ院内感染対策
 (1)院内感染対策の原則
 (2)インフルエンザワクチン
 (3)能動的サーベイランス
 (4)咳エチケット
 (5)患者ケア
 (6)接触者への対応
 (7)集団発生への対応

X章 インフルエンザワクチンの有効性
 (1)現行のインフルエンザワクチンについて
 (2)現行のHAワクチンの有効性
 (3)ワクチン接種後の血清抗体価
 (4)ワクチンの接種対象者と接種回数
 (5)新しいワクチンについて

XI章 抗インフルエンザウイルス薬の最新動向と今後の展開
 (1)抗インフルエンザ薬の早期投与が肝要です
 (2)抗インフルエンザ薬の作用機序
 (3)新規抗インフルエンザ薬の開発動向
 (4)新規抗インフルエンザ薬の抗ウイルス活性
 (5)新規抗インフルエンザ薬の今後の展開

 コラム(1)新型インフルエンザの由来
 コラム(2)インフルエンザ治療における漢方薬の活用法
 コラム(3)迅速診断キットの特性
 コラム(4)トリインフルエンザ
 コラム(5)インフルエンザウイルス感染症と肺炎球菌ワクチン
 コラム(6)タミフル耐性インフルエンザウイルス

索引