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そうだったのか! 腰痛診療
エキスパートの診かた・考えかた・治しかた
筆頭著者 松平 浩 (著)
東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任教授・福島県立医科大学医学部疼痛医学講座特任教授・順天堂大学医学部麻酔科学・ペインクリニック講座非常勤講師
その他の著者等 竹下克志
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-24605-2
電子版発売日 2017年12月18日
ページ数 204
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-25837-6
印刷版発行年月 2017年11月
書籍・雑誌概要
原因、メカニズムから症状、診断、治療、予防まであらゆる角度から腰痛を解説したテキスト。2名の著者が最新の知見を徹底的に調べ、診療のためのアイディアやヒントを豊富に盛り込んだオリジナリティあふれる仕立てとなっている。原因の特定できない非特異的腰痛にも多くの紙幅を割いており、医師のみならず、ワンランク上をめざす看護師や理学療法士にとっても必読書。
目次
【内容目次】
序文
I.腰痛とは
A.腰痛の実態
1 プロローグ
2 非特異的腰痛が意味すること
3 グローバルな疫学的知見と趨勢
4 最重視されている危険因子
5 今後のキーワード「層化システム」の重要性
6 遷延化の主犯「FAウイルス感染」
B.腰痛の定義
1 痛みの定義-歴史と臨床的意義を踏まえて
2 疫学的研究をするうえでの定義 023
C.腰痛診療ガイドライン
1 なぜガイドラインが必要か?
2 海外の腰痛診療ガイドライン
3 日本の腰痛診療ガイドライン
4 ガイドラインの限界
II.腰痛の原因とメカニズム(とらえ方)
A.特異的腰痛
1 特異的腰痛とは?
2 内臓器由来の特異的腰痛
3 脊椎由来の特異的腰痛
4 神経症状(神経圧迫)が主因の腰痛
B.腰痛出現のメカニズム
1 痛みの感覚的体験の基本的メカニズム-侵害受容性疼痛
2 代表的な腰椎由来の侵害受容性疼痛
3 神経障害性疼痛
4 心因性疼痛
C.内因性鎮痛機構
1 脳と痛み
2 下行性疼痛制御(調節)系
3 形態学的異常でなく機能的異常を主軸とした腰痛のとらえ方
III.プライマリケアでの対応
A.プライマリケアでの診察・検査
1 問診,診察のポイント
2 非特異的腰痛であることの暫定的な判断基準
3 フォローアップ方針
4 専門医相談のタイミング
5 診察の実際
6 知っておきたい画像検査の意義と知識
7 血液(尿)検査
B.プライマリケアでの特異的腰痛に対する治療
1 脊椎由来の特異的腰痛
2 神経症状が主因の腰痛3分離(すべり)症(主に若年者について)
C.プライマリケアでの非特異的腰痛に対する治療
1 非特異的な範疇の急性腰痛に対する初期治療
2 慢性腰痛の主要な管理手段
IV.知っておきたい知識
近年の手術の趨勢
V.付録
付録1 日本語版SSS-8(身体症状スケール)
付録2 Keele STarT Backスクリーニングツール
付録3 【日本語暫定版】筋骨格痛スクリーニング質問票(短縮版)[OMPSQ-SF-J]
付録4 破局的思考尺度(Pain Catastrophizing Scale:PCS)
付録5 日本語版FABQ(Fear-Avoidance Beliefs Questionnaire,Japanese version:FABQ-J)
付録6 日本語版TSK(Tampa Scale for Kinesiophobia)[TSK-J]
付録7 Pain Self-Efficacy Questionnaire日本語版
付録8 Roland-Morris Disability Questionnaire(RDQ)日本語版.腰痛による生活能力障害の評価
付録9 オズウェストリー腰痛障害質問票日本語版(Oswestry Disability Index:ODI)
付録10 日本語版COMI(Core Outcome Measures Index)
付録11 チューリヒ跛行質問票(ZCQ)
あとがき
索引