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ナースビギンズ
初めての人が達人になれる 使いこなし人工呼吸器 改訂第2版
筆頭著者 露木 菜緒 (著)
杏林大学医学部付属病院看護部
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-25596-2
電子版発売日 2016年9月12日
ページ数 174
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-25476-7
印刷版発行年月 2016年8月
書籍・雑誌概要
新人でも「一通りわかる・できる」知識と技術の習得を目的とし、人工呼吸器の組み立てからその仕組み、モードやグラフィック、ケア・管理まで、新人が戸惑いやすいディテールをやさしくビジュアルに解説。誰もが理解できる人工呼吸管理本の決定版。今改訂では、人工呼吸器を新たに3機種紹介したほか、2015年に作成されたウィーニングのプロトコルを掲載。口腔ケア、早期離床の記述も増やした。
目次
【内容目次】
第1章 人工呼吸器のしくみを知って使いこなそう
A 人工呼吸器とは
B 人工呼吸器の種類
C 人工呼吸器回路のタイプ
D 加温加湿器回路
1.加温加湿器回路のしくみ
2.加温加湿器回路の構成
3.加温加湿器
4.チャンバ
5.温度プローブとエレクトリカルアダプタ
6.ウォータートラップ
E 人工鼻回路と人工鼻
F そのほかの回路部品
1.Yピース
2.バクテリアフィルター
3.フレックスチューブ
4.アーム(人工呼吸器回路支持アーム)
第2章 人工呼吸器の回路を組み立てよう
A 加温加湿器回路の組み立て方
B 人工鼻回路の組み立て方
Column 人工呼吸管理―災害時の対応
C 人工呼吸器回路の再チェック
D 人工呼吸器回路の始業点検
第3章 メインパネルの見方
A メインパネルに表示される用語の理解
B 人工呼吸器のメインパネル
第4章 人工呼吸器のモードと設定
A 最低限おさえておきたいモードの知識
1.人工呼吸器のモードとは
Column SIMV とは
2.従量式と従圧式
B モードのしくみと管理の実際
1.基本モードのしくみ 強制換気
2.基本モードのしくみ 補助換気
3.基本モードのしくみ 自発呼吸
4.知っておきたいモード
5.最新モード 自動ウィーニングシステム
C 設定内容を理解して使いこなすコツ
1.人工呼吸器の設定の基本的な考え方
2.モード設定の考え方のステップ
3.モード別 おさえておきたい基本設定と考え方
D こんなときはどう設定するといい?
E 患者状態別(病態別)設定の実際
第5章 グラフィックモニタの見方・考え方
A グラフィックとは
B グラフィックの3つの曲線と2つのループ
1.換気量-時間曲線
2.気道内圧-時間曲線
3.流量-時間曲線
Column Auto-PEEP を体験してみよう
4.気道内圧-換気量ループ
5.流量-換気量ループ
第6章 アラームの設定と管理
A アラームとは
B 種類別 アラームの原因と対応
1.緊急事態アラーム 人をよんで手動換気
2.救命アラーム 患者→回路→設定の順に確認
3.合併症予防アラーム 事前に察知して予防的対応
Column 高濃度の酸素を続けるとよくない理由
第7章 わかりやすい気道管理の実際
1.気道管理はなぜ必要なのか?
2.気道管理には何が必要なのか?
A 先輩も迷ってる! ちょうどいい 気管チューブ固定
1.テープによる固定の基本的な考え方
2.アセスメントによる固定法の選択
3.チューブ固定(テープ交換時)の実際
Column バイトブロックの"使う” "使わない” の判断
Column 気管チューブの深さ
4.デバイスを使った気管チューブ固定方法
B 先輩も知らない! カフ圧管理 がうまくいく秘訣
1.カフ圧管理の実際
2.適切なカフ圧管理のための手技の実際
3.新しいカフ圧計
C 先輩も納得する! 気管吸引 の適切な考え方
1.気管吸引実施のためのアセスメント
2.気管吸引の手技の実際
Column 閉鎖式吸引と開放式吸引の違い
D 先輩も答えにくい! 加温・加湿 は実際どっちを選べばよい?
1.人工鼻回路と加温加湿器回路の特徴・違い
2.回路選択のためのアセスメントの実際
E 先輩もあいまい! 口腔ケア の合格点がもらえる秘訣
1.人工呼吸器を装着している患者の口腔ケアの実際
2.口腔ケアの準備
3.口腔ケアの手技の実際
Column 口腔ケアの前にカフ圧を上げる?
Column 口腔ケアキット
F 先輩も知らない! 体位調整 の適切なタイミング
1.人工呼吸管理中の患者の目的別体位調整
2.体位調整の手技の実際─仰臥位から前傾側臥位への場合
3.早期離床
第8章 患者マネジメント
A 患者の全身管理
1.人工呼吸器が全身に及ぼす影響
2.人工呼吸管理中の栄養管理
3.鎮痛・鎮静の実践
4.人工呼吸管理中の全身管理・観察のポイント
B 患者アセスメントの実際
1.人工呼吸管理患者のアセスメントとは
Column 呼吸補助筋の活動
2.アセスメントの実際の手順
3.異変時の対応の実際
Column 高音性連続性ラ音の聴取は要注意
4.モニタリングによる評価
Column SpO2 100%管理は危険!
C 動脈血液ガス分析評価
1.動脈血液ガス分析で何を評価しているの?
2.ガス交換の評価の実際
3.酸塩基平衡の評価の実際
Column ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式
Column 呼吸性か代謝性かの早わかりチェック
D ウィーニング(離脱)
1.ウィーニング(離脱)とは
2.人工呼吸器離脱のプロトコル
E 人工気道からの離脱(抜管)
1.人工気道からの離脱とは
2.気道評価の方法
3.抜管前・後の準備と対応
4.流れでつかむ,ウィーニングから抜管までの実際
Column ABCDE バンドル