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気づいて見抜いてすぐ動く 急変対応と蘇生の技術

気づいて見抜いてすぐ動く 急変対応と蘇生の技術
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筆頭著者 三上 剛人 (編)

吉田学園医療歯科専門学校救急救命学科

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-25139-1

電子版発売日 2017年4月3日

ページ数 236

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-26797-2

印刷版発行年月 2016年11月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524267972

書籍・雑誌概要

急変を見抜き、心停止に陥らせないための適切な対応法を解説した実践書。「急変対応編」と「蘇生の技術編」の2部構成。「急変対応編」では急変プロトコールをベースに、急変時の重症度の見極めと対応の方策を、「蘇生の技術編」ではBLS,ALSの具体的手技を根拠を交えて解説。第3章の具体的な事例と対応例は、シミュレーション教材としても活用可能。院内の急変対応を要する場面でどのように考え行動すべきかを学べる看護師必読の一冊。

目次

【内容目次】
第1部 急変対応編
 第1章 急変対応と急変プロトコール
  A 急変対応における看護師の役割
  B 緊急度と重症度
   1.緊急度と重症度の概念
   2.内科疾患や病態の緊急度と重症度
   3.酸素供給と緊急度
  C 急変プロトコール
   1.患者が急変するプロセス
   2.患者急変プロトコール
 第2章 急変プロトコールの各STEPの解説
  STEP1 初期アセスメントとバイタルサイン
   1.全体的な印象
   2.気道
   3.呼吸
   4.循環
   5.意識
   6.バイタルサイン測定
  STEP2 救急処置の準備・介助
   A 急変時の基本対応 O・M・I
    1.O:oxygen(酸素投与)
    2.M:monitor(モニター装着)
    3.I:infusion/injection(点滴/注射)
   B OMI後のA・B・C・Dの再評価と蘇生の方法
    1.気道(A:airway)の評価と蘇生
    2.呼吸(B:breathing)の評価と蘇生
    3.循環(C:circulation)の評価と蘇生
    4.意識(D:dysfunction of CNS)の評価と蘇生
   C 院内の心停止に対する蘇生
    1.院内の急変対応
    2.心拍再開後の治療と看護の役割
    3.予後判定・蘇生の中止基準,蘇生されなかった場合の対応
   D 心肺停止の原因4H4T
    1.4つのH
    2.4つのT
  STEP3 急変の原因をさぐる
   A 臨床推論とは
    1.看護師が行う臨床推論
    2.臨床推論の実際
    3.症候と仮説形成
    4.医療面接(問診)
   B ショックの原因と観察
    1.ショックの定義
    2.ショックの分類
    3.急変プロトコールの実際
    4.各ショックの病態と治療
   C 胸痛の原因と観察
    1.胸痛の原因一覧
    2.各原因の病態解説 ~必要となる処置と治療~
    3.観察点
    4.見逃してはいけない病態
   D 呼吸困難の原因と観察小池伸享
    1.呼吸困難の原因一覧
    2.各原因の病態解説 ~必要となる処置と治療~
    3.観察点
    4.見逃してはいけない原因とそれを見抜く方法
   E 意識障害の原因と観察
    1.意識障害とは
    2.意識障害の原因
    3.各原因の病態解説
    4.観察点 .全身観察と既往歴からの原因検索.
    5.見逃してはいけない原因
   F 腹痛の原因と観察
    1.腹痛の原因
    2.各原因の病態解説
    3.観察点
    4.見逃してはいけない原因とそれを見抜く方法
   G 頭痛の原因と観察
    1.頭痛の原因一覧
    2.各原因の病態解説
    3.観察点
    4.見逃してはいけない原因
  STEP4 急変状況を的確に伝える SBAR
   A 急変状況の報告
    1.報告の一定の形式
    2.報告のポイント
    3.報告ツールを用いることのメリット
   B ほかの看護師への報告・要請
   C 医師への報告・要請
   D 事例を用いた報告の練習
 第3章 急変シミュレーション・シナリオ
  A 「胸痛」の急変対応の実際(1)
   1.胸痛の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
  B 「胸痛」の急変対応の実際(2)
   1.胸痛の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
  C 「呼吸困難」の急変対応の実際(1)
   1.呼吸困難の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
  D 「呼吸困難」の急変対応の実際(2)
   1.呼吸困難の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
  E 「腹痛」の急変対応の実際(1)
   1.腹痛の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
  F 「腹痛」の急変対応の実際(2)
   1.腹痛の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
  G 「意識障害」の急変対応の実際(1)
   1.意識障害の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
  H 「意識障害」の急変対応の実際(2)
   1.意識障害の急変プロトコール
   2.事例紹介
   3.STEP1:初期アセスメントとバイタルサイン
   4.STEP2:救急処置の実践と準備
   5.STEP3:原因検索と検査の準備
   6.STEP4:医師への報告:ISBARC
 第4章 特殊な状況下の急変場面
  A 事故遭遇時の呼吸困難
   1.事例紹介
   2.事例の解説
   3.アセスメントの視点
   4.すぐにでもやるべきこと
  B 体位変換時の循環の悪化
   1.事例紹介
   2.事例の解説
   3.アセスメントの視点
   4.すぐにでもやるべきこと
  C トイレでの意識消失
   1.事例紹介
   2.事例の解説
   3.アセスメントの視点
   4.すぐにでもやるべきこと
  D 入浴中の意識消失
   1.事例紹介
   2.事例の解説
   3.アセスメントの視点
   4.すぐにでもやるべきこと
  E 食事中の窒息
   1.事例紹介
   2.事例の解説
   3.アセスメントの視点
   4.すぐにでもやるべきこと
第2部 蘇生の技術編
 第1章 心停止に対する蘇生:一次救命処置(BLS)
  A 病棟における心停止への対応
   1.成人に対する一次救命処置(BLS)
   2.小児に対する一次救命処置(BLS)
   3.乳児に対する一次救命処置(BLS)
  B BLS(一次救命処置)の実際
   1.傷病者周囲の状況確認を行う
   2.救助者自身の感染防御を行う
   3.意識の確認
   4.人を集める,物を集める
   5.気道確保
   6.呼吸の確認
   7.脈拍の確認
   8.胸骨圧迫
   9.人工呼吸 (1)口鼻対マスクで行う方法
   10.人工呼吸 (2)口鼻対バッグバルブマスクで行う方法
   11.胸骨圧迫と人工呼吸の回数
   12.救助者2人によるBLS
   13.AEDを使用する
 第2章 心停止に対する蘇生:二次救命処置(ALS)
  A 病棟における心停止への対応
   1.成人に対する二次救命処置(ALS)
  B ALS(二次救命処置)の実際
   1.原因検索と是正
   2.静脈路/骨髄路確保
   3.血管収縮薬を考慮
   4.除細動療法
   5.VF/VTの場合に抗不整脈薬を考慮
   6.気管挿管・声門上気道デバイスを考慮
   7.気管挿管後は連続した胸骨圧迫
   8.ETCO2モニターを使用
索引