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不整脈診療ロジック×プラクティス

不整脈診療ロジック×プラクティス
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筆頭著者 加藤 武史 松尾 征一郎 (編)

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-22965-9

電子版発売日 2020年8月31日

ページ数 392

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-24894-0

印刷版発行年月 2020年8月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524248940

書籍・雑誌概要

不整脈の病態理解や診療におけるロジック(なぜそうなるのか?そうすべきなのか?)とプラクティス(それを踏まえてどう診療を実践していくか?)をわかりやすく凝縮。“いま”知っておくべき「必修!不整脈エビデンス」をはじめとして、かゆいところに手が届く「用語解説」や、実践に役立つ「匠のコツ」などが満載。不整脈医を志す後期専攻医・若手医師にとって、真に必要な不整脈診療に関する知識・技術をまとめた“新世代のテキスト”となっている。

目次

【内容目次】
総論
 I 心臓電気生理学的検査(EPS)の基本
  1 EPSに必要な機材とスタッフ
   1 カテーテル室の準備・配置はどうするか
   2 必要な人員は
   3 記録解析装置
   4 電気刺激装置
   5 心腔内除細動装置
   6 高周波心房中隔穿刺装置
   7 高周波通電装置
   8 バルーンアブレーション用装置
  2 電極カテーテルの挿入・留置法
   1 穿刺方法
   2 電極カテーテルの留置方法
  3 刺激装置の使い方とプログラム刺激法
   1 刺激装置の使い方
   2 プログラム刺激法
   3 不整脈の誘発に用いる薬剤
  4 心内心電図の基本的な読み方
   1 単極/双極(unipolar/bipolar)電位とは
   2 正常洞調律の心内心電図と房室伝導時間の測定
   3 心房期外刺激による不応期の測定
   4 心室期外刺激による不応期の測定
   5 double potentialやfragmented electrogramとは
  5 エントレインメントペーシング・リセット現象
   1 不整脈の発生機序
   2 リセットとは
   3 エントレインメントとは
  6 3Dマッピングシステムの使い方
   1 3Dマッピングシステムにより得られる情報とは
   2 CARTO3の特徴
   3 EnSitePrecisionの特徴
   4 RHYTHMIAの特徴
   5 各システムの長所・短所
 II カテーテルアブレーションの基本
  1 アブレーションに用いるカテーテルと原理
   1 エネルギー源
   2 アブレーションカテーテルの種類と特徴
   3 カテーテルアブレーションで押さえておくべき指標
  2 心房中隔穿刺:Brockenbrough法
   1 用意する道具
   2 手技の手順
   3 複数本のシースを左房に入れる手順
  3 心外膜アプローチ法
   1 心外膜アプローチの適応
   2 剣状突起下穿刺法による心外膜腔へのアプローチ法
   3 生じうる合併症とその予防法・対処法
  4 鎮静法
   1 カテーテルアブレーションにおける鎮静の重要性
   2 鎮静・麻酔時のモニタリング
   3 呼吸・気道管理の実際
  5 合併症とその対応:診断,心嚢穿刺法とそのタイミング
   1 心タンポナーデ
   2 塞栓症
   3 穿刺部合併症
   4 肺静脈狭窄
   5 胃食道合併症
   6 横隔神経麻痺
 III デバイス治療の基本
  1 ペースメーカ
   1 ペースメーカの適応
   2 ペースメーカの構成
   3 ペーシングとセンシングの基本
   4 ペーシングに関与する細かな設定
   5 ペースメーカの便利な機能
   6 トラブルへの対応
   7 センシング異常に関連した用語の解説
   8 His束ペーシング
   9 リードレスペースメーカ
  2 植込み型除細動器(ICD)
   1 ICDとは:原理と有効性
   2 ICDの設定
   3 ICD使用時の注意点
   4 S-ICDの適応とスクリーニング検査
  3 着用型自動除細動器(WCD)
   1 WCDとは
   2 WCDの概要
   3 WCDを使用する病態
   4 WCDの有効性
   5 WCD使用の注意点
   6 WCDの課題
  4 心臓再同期療法(CRT)
   1 CRTとは
   2 CRTの適応
   3 ノンレスポンダーの原因と対策
   4 CRTと不整脈
   5 CRT機器での新しい機能
   6 フォローアップ時の注意点
  5 デバイス手術の実際
   1 ペースメーカ,ICD,CRT-Dの手術法
   2 リード抜去の適応と手術法
   3 リードレスペースメーカ
   4 完全皮下植込み型除細動器(S-ICD)
  6 デバイス植込み後のフォローアップ
   1 デバイスフォローアップとは
   2 デバイスクリニック(デバイス外来)
   3 トラブルシューティングの実際
   4 ICD
   5 CRT
   6 S-ICD
   7 リードレスペースメーカ
   8 遠隔モニタリング
各論
 IV 上室頻拍
  1 上室頻拍とはどんなものか,どう診断するか
   1 上室頻拍とは
   2 上室頻拍の症状
   3 12 誘導心電図の特徴
   4 アデノシン三リン酸(ATP)に対する反応
   5 心室頻拍との鑑別
  2 治療戦略のロジック
  3 薬物療法の実際
   1 院内における頻拍発作時の薬物治療
   2 院外における上室頻拍の薬物治療
  4 EPS,カテーテルアブレーションの実際
   1 房室結節リエントリー性頻拍,房室回帰性頻拍(WPW症候群)
   2 心房頻拍,心房粗動
 V 心房細動
  1 心房細動とはどんなものか
   1 心房細動とは
   2 心房細動で何が悪い?
   3 疫学
   4 分類
  2 診断のロジック
  3 治療戦略のロジック
   ステップ1 心房細動の原因を考える
   ステップ2 抗凝固療法の適応を評価する
   ステップ3 洞調律維持あるいは心拍数調節を選択する
  4 抗凝固療法の実際
   1 現在使用可能な5種類の抗凝固薬
   2 ワルファリンとDOACの使い分け
   3 DOACの選び方と使い方
  5 薬物療法の実際
   1 リズムコントロールの実際
   2 レートコントロールの実際
  6 カテーテルアブレーションの基本松尾征一郎
   1 心房細動カテーテルアブレーションとは
   2 心房細動カテーテルアブレーション周術期の準備・対応
  7 カテーテルアブレーションの実際
   1 高周波による心房細動アブレーション
   2 バルーンアブレーション
 VI 特発性心室頻拍・期外収縮
  1 特発性心室頻拍・期外収縮とはどんなものか,どう診断するか
   1 特発性心室頻拍・期外収縮とは
   2 分類
   3 診断の要点
   4 メカニズム
   5 12誘導心電図による起源の特定
  2 治療の実際:薬物療法,カテーテルアブレーション
   1 治療戦略のロジック
   2 薬物療法の実際
   3 カテーテルアブレーションの適応
   4 カテーテルアブレーションの実際
 VII 器質的心疾患に伴う心室頻拍
  1 器質的心疾患に伴う心室頻拍とはどんなものか
   1 分類と症状
  2 診断のロジック
   1 原因検索の進め方
   2 心電図診断
  3 治療戦略のロジック
   1 VT発作時の対応
   2 停止後の再発防止
   3 植込み型除細動器(ICD)の考え方
  4 カテーテルアブレーションの実際
   1 器質的心疾患に伴うVTのメカニズム
   2 カテーテルアブレーションの術前検査
   3 術中鎮静
   4 VT誘発のプログラム刺激
   5 VTのマッピング法のロジックとプラクティス
   6 カテーテルアブレーション(焼灼法)
   7 VTアブレーションのエンドポイント
   8 VTアブレーションの合併症・予後
   9 高周波アブレーション以外の侵襲的な治療法
 VIII Brugada症候群,早期再分極症候群
  A Brugada症候群
   1 Brugada症候群とはどんなものか,どう診断するか
    1 Brugada症候群とは
    2 疫学
    3 心電図
    4 診断
    5 原因
    6 症状
    7 検査
    8 診断のコツ
    9 遺伝子変異
    10 病因
    11 鑑別疾患
   2 治療の実際
    1 ICD適応のロジック(リスクの層別化)
    2 薬物療法の実際
    3 カテーテルアブレーションの実際
    4 生活指導の実際
  B 早期再分極症候群
   1 早期再分極症候群とはどんなものか,どう診断するか
    1 早期再分極症候群とは
    2 疫学
    3 分類
    4 診断
    5 心電図
    6 症状
    7 メカニズム
    8 遺伝子変異
    9 鑑別疾患
   2 治療の実際
    1 ICD適応のロジック(リスクの層別化)
    2 薬物療法の実際
    3 カテーテルアブレーションの実際
    4 生活指導
 IX QT延長・短縮症候群
  A QT延長症候群
   1 QT延長症候群とはどんなものか,どう診断するか
    1 分類と疫学
    2 臨床症状
    3 心電図の特徴
    4 先天性LQTSの診断
    5 二次性LQTSの診断
   2 治療戦略のロジック
    1 先天性LQTSの自然歴と心イベントを予測するリスク因子
    2 先天性LQTSの治療とその適応
    3 先天性LQTSの治療後の予後
    4 二次性LQTSの治療
   3 薬物療法の実際
    1 急性期治療
    2 β遮断薬とNaチャネル遮断薬
  B QT短縮症候群
   1 QT短縮症候群とはどんなものか,どう診断するか
    1 疫学と原因遺伝子
    2 臨床症状
    3 心電図
    4 診断
   2 治療戦略のロジック
    1 ICD治療
    2 薬物療法
 X 徐脈性不整脈
  A 徐脈性不整脈とはどんなものか
  B 洞不全症候群
   1 洞不全症候群とはどんなものか,どう診断するか
    1 分類と症状
    2 診断,心電図
   2 治療の実際
    1 洞不全症候群に対するペースメーカ治療
    2 徐脈頻脈症候群の治療
    3 変時性応答不全の治療
    4 洞不全症候群に対する薬物治療
   3 EPSの実際
    1 overdrive suppression testと洞結節回復時間
  C 房室ブロック
   1 房室ブロックとはどんなものか,どう診断するか
    1 心電図の特徴
    2 診断に必要な検査
   2 治療の実際
   3 EPSの実際
    1 His束電位図
    2 漸増性心房ペーシング法
    3 薬物負荷試験
  D 徐脈性心房細動
   1 徐脈性心房細動とはどんなものか,どう診断するか
   2 治療の実際
索引