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はじめて学ぶやさしい疫学 改訂第3版

日本疫学会標準テキスト

はじめて学ぶやさしい疫学 改訂第3版
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筆頭著者 日本疫学会 (監)

その他の著者等 磯 博康/祖父江 友孝

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-20345-1

電子版発売日 2022年3月25日

ページ数 194

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-24399-0

印刷版発行年月 2018年9月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524243990

書籍・雑誌概要

医療・保健従事者にとって必須の基礎科学でありながら、理解するのが難しいといわれている疫学について、初学者を対象にわかりやすく解説した好評テキスト。簡潔な文章とともに図表、イラストによって視覚的な理解をたすけ、必要かつ十分な知識が学べるよう工夫した。改訂第3版では、章立ての再構成、新しい概念・定義の追加、「システマティックレビュー」「バイアスと交絡」などの新設を行い、一層の内容充実を図った。

目次

【内容目次】
1章 疫学とは何か
 A 定義
 B 疫学的な考え方と疫学が取り扱う分野
 C 歴史上の疫学の業績に学ぶ
2章 疾病の発生原因解明の追究までの流れとその関連事項
 A 疫学的アプローチに関する基本的事項
 B 臨床疫学
 C 治験
3章 疫学で用いられる指標
 A 頻度の測定
 B 頻度の比較
4章 疫学研究を始める前に
 A 調査対象の選択に関する基本的条件
 B 分母の選定方法
 C 標本の抽出方法と問題点
 D 分子の把握方法
 E 信頼性と妥当性
 F 疫学研究方法の種類
 G 疾病の発生原因追究のための手順
5章 記述疫学
 A 定義
 B 主な記述要因とその目的
 C 記述的研究の例
 D 仮説の設定方法
6章 分析疫学
 A 定義
 B 種類と特徴
 6-1 生態学的研究と横断研究
  A 生態学的研究
  B 横断研究
 6-2 症例対照研究
  A 概要
  B 定義
  C 症例対照研究の分析
  D 症例の選定
  E 対照の選定
  F 情報の収集
  G 症例対照研究で生じやすいバイアス
  H 症例対照研究の長所と短所
 6-3 コホート研究
  A 概要
  B 研究の進め方
  C 研究遂行上考慮すべき条件
  D 解釈における注意点
  E コホート研究の例
7章 介入研究
 A 定義と特徴
 B 研究参加者に関する留意事項
 C 無作為割り付けとブラインド法(盲検法)
 D 非ランダム化比較試験
 E 効果判定
 F 介入研究の例
8章 システマティックレビュー
 A 定義
 B メタアナリシス
 C 手法
9章 バイアスと交絡
 A 選択バイアス
 B 情報バイアス
 C 交絡因子
 D 交絡因子の制御方法
10章 因果関係
 A 関連の種類
 B 因果関係の判定
11章 スクリーニング
 A 定義・目的
 B スクリーニング実施上の原則
 C スクリーニングの妥当性の検討
12章 情報収集方法
 A 種類
 B 調査票などによる調査法
 C 調査票の作成
13章 情報処理
 A 情報処理の基礎
 B 情報セキュリティ
 C 文献検索
14章 疫学で用いられる統計学的方法とその解釈
 A 疫学データの整理
 B 推定と検定
 C 2種類のデータの関連
 D 欠損値の処理方法
 E 図の種類と使い分け
 F 高度な分析方法
15章 生命表・平均寿命
 A 平均寿命の計算の考え方
 B 生命表関数
 C 健康寿命
16章 保健統計調査
 A 人口静態統計
 B 人口動態統計
 C 国民健康・栄養調査
 D 患者調査
 E 国民生活基礎調査
 F 疾病及び関連保健問題の国際統計分類(国際疾病分類)
 G 政府統計の総合窓口
17章 診療関連データベース
 A 二次利用可能な診療関連データ
 B 診療関連データベースの注意点
18章 疫学研究と倫理
 A 研究者が守るべき基本原則
 B 個人情報保護
 C インフォームド・コンセント
 D 介入研究
 E 利益相反
 F 臨床研究法
 G 研究結果の発表
 H 研究計画書
 I 倫理審査委員会
 J 研究の実例
19章 領域別の測定方法・分析方法
 19-1 栄養疫学
  A 定義
  B 食事アセスメント(食事調査)
  C 栄養疫学におけるバイアス
 19-2 運動疫学
  A 身体活動,運動,生活活動
  B 推奨される身体活動量
  C 身体活動測定法
 19-3 分子疫学
  A 概要
  B 分子疫学研究で用いられる研究デザイン,分子マーカー
  C 倫理的配慮
  D 研究の大規模化
  E 分子疫学研究の例
 19-4 感染症疫学
  A 感染症の予防
  B 疫学指標
 19-5 社会疫学
  A 定義
  B 社会経済的地位の測定
  C ライフコースアプローチ
 19-6 睡眠休養
  A 客観的方法(脳波,アクチグラフなど)
  B 標準化された心理測定学的方法(自記式質問票など)
 19-7 メンタルヘルス
  A 測定方法
  B 質問紙を用いたメンタルヘルス測定検査法共通の長所・短所
 19-8 嗜癖・依存
 19-9 生活・人生
  A 生活機能を評価する指標
  B 生活の質を評価する指標
索引