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施術の適応と医用画像の理解
筆頭著者 公益社団法人全国柔道整復学校協会 (監)
その他の著者等 細野 昇/川口 央修
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-22631-3
電子版発売日 2019年3月31日
ページ数 152
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-24155-2
印刷版発行年月 2019年3月
書籍・雑誌概要
前半は柔道整復師が日常業務で患者を危険に曝さないために必要な能力を養うため,外傷に類似した症状を示す疾患の判別や外傷に潜んでいる危険な徴候を解説.後半は近年柔道整復の現場で利用されることが多くなってきている超音波画像診断装置の理解を念頭に様々な医用画像について解説.患者の利益に寄与するために,これからの柔道整復師に求められる知識を教授する一冊.
目次
【内容目次】
1 柔道整復術の適否を考える
A 施術の適応判断の必要性
B 適応の判断
1 患者安全の確保
2 外傷の施術適応の判断
3 外傷か疾病かの判断
4 適応を判断する手順
C 柔道整復術非適応が疑われる症状と所見
1 局所の診察で注意すべき徴候
2 全身状態の確認で注意すべき徴候
2 損傷に類似した症状を示す疾患
A 内臓疾患の投影を疑う疼痛
1 損傷に類似した症状を示す患者の判断と対応
2 背部の痛み
3 胸部の痛み
4 腹部の痛み
5 肩の痛み
6 上肢の痛み
B 腰痛を伴う疾患
1 腰痛を伴う疾患
2 腰痛を訴える患者の判断と対応
3 腰痛の注意事項
C 化膿性の炎症など
1 化膿性炎症などが疑われる患者の判断と対応
2 急性化膿性骨髄炎
3 皮膚の細菌感染症
4 結晶誘発性関節炎
D 軟部組織の圧迫損傷(褥瘡)
1 褥瘡
2 褥瘡の予防と対応
3 血流障害を伴う損傷
A 血流障害が疑われる場合の判断と対応
B 骨折
1 上腕骨顆上骨折
2 大腿骨顆上骨折
C 脱臼
1 肩関節脱臼
2 肘関節脱臼
3 膝関節脱臼
4 末梢神経損傷を伴う損傷
A 末梢神経損傷が疑われる場合の判断と対応
1 橈骨神経麻痺
2 正中神経麻痺
3 尺骨神経麻痺
4 総腓骨神経麻痺
5 その他の神経麻痺
6 トリックモーション
B 骨折
1 上腕骨骨幹部骨折
2 上腕骨顆上骨折
3 脛骨顆部・腓骨頭骨折
4 その他の骨折
C 脱臼
1 肩関節脱臼
2 肘関節脱臼
3 膝関節脱臼
4 その他の脱臼
D 骨折・脱臼に伴わない末梢神経損傷
1 saturday night palsy
2 リュックサック麻痺
3 正座などによる総腓骨神経麻痺
E 外固定に起因する末梢神経損傷
1 鎖骨骨折・肩鎖関節脱臼の固定
2 上肢の固定
3 下肢の固定
4 外固定による末梢神経損傷の予防
5 脱臼骨折
A 脱臼骨折が疑われる場合の判断と対応
B 脱臼骨折
1 肩関節脱臼骨折
2 肘関節脱臼骨折
3 股関節脱臼骨折
4 足関節脱臼骨折
6 外出血を伴う損傷
A 外出血がある場合の判断と対応
1 開放性骨折
2 開放性脱臼
3 皮膚・筋損傷
B 骨折
1 開放性骨折
2 骨折部付近の創傷
C 脱臼
1 開放性脱臼
2 脱臼関節付近の創傷
D 軟部組織損傷
1 皮膚損傷
2 開放性筋損傷
7 病的骨折および脱臼
A 病的骨折および脱臼が疑われる場合の判断と対応
B 病的骨折
1 骨嚢腫による骨折
2 がんの骨転移による骨折
C 病的脱臼
1 麻痺性脱臼
2 拡張性脱臼
3 破壊性脱臼
8 意識障害を伴う損傷
A 頭部外傷の症状
1 軽度な頭部外傷
2 重度な頭部外傷
B 意識障害がみられる場合の判断と対応
1 脳振盪
2 軽度の意識障害
C 骨折
1 脳頭蓋の骨折
2 脳損傷を伴う危険のある骨折
D 脱臼
1 頭部の脱臼
2 脳損傷を伴う危険のある脱臼
E 軟部組織損傷
1 頭部・顔面部の打撲
2 脳損傷を伴う危険のある頸部損傷
9 脊髄症状のある損傷
1 完全損傷
2 不全損傷
A 脊髄症状がみられる場合の判断と対応
1 中心性脊(頸)髄損傷
2 脊髄空洞症
3 脊柱管狭窄症
B 骨折
1 頸椎の骨折
2 胸椎・胸腰椎移行部・腰椎の骨折
3 非骨傷性頸髄損傷
C 脱臼
1 頸椎の脱臼
2 胸椎の脱臼
3 胸腰椎移行部の脱臼
D 軟部組織損傷および疾患
1 中心性脊(頸)髄損傷
2 脊髄空洞症
3 脊柱管狭窄症
10 呼吸運動障害を伴う損傷
A 異常呼吸がみられる場合の判断と対応
B 骨折
1 頸椎の骨折
2 胸椎の骨折
3 胸部外傷
C 脱臼
1 頸椎の脱臼
2 胸椎の脱臼
3 胸鎖関節脱臼
D 軟部組織損傷
1 胸部打撲
11 内臓損傷の合併が疑われる損傷
A 内臓損傷が疑われる場合の判断と対応
1 肝損傷を疑う患者
2 腎損傷を疑う患者
3 膀胱・尿道・直腸損傷を疑う患者
B 骨折
1 肋骨骨折
2 骨盤骨折
C 脱臼
1 股関節脱臼骨折
D 軟部組織損傷
1 小児の胸部打撲(心臓震盪,心室細動など)
2 体幹部の軟部組織損傷
12 高エネルギー外傷
A 高エネルギー外傷患者の判断と対応
B 骨折
1 多発骨折
2 粉砕骨折
C 脱臼
1 多発脱臼
2 複数脱臼
13 医用画像の理解
A 医用画像とは
B 放射線の概要
1 X線の発見
2 X線の特性
C X線発生装置の概要
1 基本構造
2 発生するX線の種類と特徴
D 主要な部位の一般撮影法
1 骨・関節のX線像に求められる事柄
2 体位
3 撮影方向
4 撮影の実際
E 画像のデジタル化
1 デジタル画像システムの実際
2 デジタル画像の形成
3 デジタル画像の応用
F X線CTの概要
1 CTの原理
2 CT画像の特性
3 CT撮影の実際
G 磁気共鳴検査の概要
1 MRIシステムの装置構成
2 核磁気共鳴の原理
3 MRIの画像形成方法
4 各種撮像法
5 MR検査の手順
6 MR検査の留意点
7 画像の比較
H 超音波画像装置の概要
1 原理
2 装置
3 超音波画像検査の特徴
4 アーチファクトの実際
5 運動器系の画像
I 核医学検査の概要
1 概要
2 測定装置
3 臨床画像の実際
索引