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転倒・転落防止パーフェクトガイド Web動画付

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筆頭著者 杉山 良子 (編)

転倒転落研究会(RoomT2)代表・医療安全全国共同行動 企画委員・看護師

その他の著者 高田誠・黒川美知代・鮫島直之・梅村朋・我妻恭行・青柳健吾・要由紀子・大庭明子・杢代馨香・栃原貴美子・石川康志・瀧澤康平・髙砂裕子・高瀬園子・奥俊介・宗像雄

Gakken

電子版ISBN 978-4-05-988605-1

電子版発売日 2023年9月15日

ページ数 216

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-05-510026-7

印刷版発行年月 2023年4月

DOI https://doi.org/10.15105/9784059886051

書籍・雑誌概要

医療事故の2割以上を占める「転倒・転落事故」.
医療事故の多くは医療従事者不在時に起こります.
転倒・転落事故防止につながるリスクを適切なアセスメント,および物的対策について,第一線の臨床家がわかりやすく解説した1冊.
施設・在宅でも使える!

目次

編集・執筆者一覧
はじめに
CHAPTER1 転倒・転落事故の考え方
SECTION1 転倒・転落事故とは〜その概要
転倒・転落の定義
「転倒・転落による傷害をゼロにする」を目標に
医療における転倒・転落事故防止のために
SECTION2 転倒・転落事故〜現状とその把握
日本の状況
病院の発生状況
データの留意点
転倒・転落の発生場所
転倒・転落のリスク評価
地域・病院・施設での発生状況
SECTION3 転倒・転落〜発生構造と要因
発生構造へのアプローチ
患者リスク要因(内的要因,行動要因)
環境,管理のリスク要因
リスク要因のまとめ
SECTION4 組織で取り組む意味
多職種で対応するために有用な高齢者の下降スパイラル
転倒・転落防止活動プロセスモデル
SECTION5  新たな活動としてのRoomT2
RoomT2とは
RoomT2の現在までの活動内容
RoomT2の新たな課題
CHAPTER2 転倒・転落防止活動をマネジメントする
SECTION1 転倒・転落のマネジメント
転倒・転落の問題をマネジメントする
マネジメントのプロセス
現状把握
目標設定
達成する方法
実行はコミュニケーション
やはり重要なのはリーダーシップ
CHAPTER3 転倒・転落における患者のハイリスク要因
SECTION1 高齢者の加齢による身体能力の変化
身体機能の変化
SECTION2 認知的要因
認知的要因となる認知機能低下
認知症と転倒・転落
せん妄と転倒・転落
SECTION3 病態としての転倒・転落要因
脳・神経疾患(脳神経系内科/ 外科領域)
内科疾患(循環器科/ 代謝科領域)
骨・運動器疾患(整形外科領域)
感覚器疾患(眼科領域)
その他(皮膚科,歯科領域)
SECTION4 薬物が要因となる転倒・転落
転倒・転落事故の要因となりやすい薬剤
転倒・転落事故発生後にすみやかな対応が必要な薬剤
CHAPTER4 転倒・転落の要因分析手法
SECTION1 特性要因図法による分析手法
特性要因図とは
利用するメリット
特性要因図の作り方
実際を想定した作成例
事例1,2 の特性要因図からわかること
分析のポイント
SECTION2 転倒・転落事故の展開表
転倒・転落事故展開表とは
転倒・転落事故展開表の作成:問題点の可視化
SECTION3 転倒・転落事故報告書について
事故報告フォーマット改良の必要性
CHAPTER5 新たな視点でとらえる転倒・転落アセスメント
SECTION1 転倒の発生モデル(MAS モデル)の提案
転倒の発生モデル(MAS モデル)とは
MAS モデルの説明
MAS モデルによる事例と防止策の立案
MAS モデル活用のメリット
MAS モデルの今後の課題
CHAPTER6 対策の立案と実践
SECTION1 転倒・転落対策としてのプロセスアプローチ(標準化)
プロセスアプローチとは
標準化の必要性
PDCA サイクルのスパイラルアップ
SECTION2 患者の個別的対策(患者行動には意味がある)
患者の内的要因・外的要因・行動要因の把握
転倒・転落予防のためのアセスメント・環境調整・ケア
SECTION3 療養環境における対策
患者行動に合わせたベッド周りの環境整備
患者行動を早期に察知する対策例
日々の転倒・転落予防対策の確認事項
SECTION4 転倒・転落対策としての身体拘束の廃止
身体拘束の弊害
身体拘束の考え方
離床センサー使用の考え方について
CHAPTER7 多職種とのチーム,組織としての取り組み
SECTION1 理学療法士の役割
多職種チームによる転倒・転落防止活動の紹介
リハビリテーション専門職としてのかかわり
転倒・転落予防における理学療法士の役割
転倒・転落予防に関連する運動機能評価と運動療法
SECTION2 薬剤師の役割
薬物療法を開始する前に
転倒・転落リスク評価ツールの適正使用について
SECTION3 多職種連携
言葉や事象の共通理解を深める
多職種の集まる会議を利用した教育
事務職を含めたディスカッション
職種ごとの防止策(一部)
不眠時指示のベンゾジアゼピン系製剤の廃止
協働した結果は出る
SECTION4 患者への説明と患者参加
入院前からの説明~誰でも年齢にかかわらず病状により転倒・転落の危険性があることを伝える~
入院時の説明
入院中の評価~患者さんの状態に応じてセンサー使用の評価~
CHAPTER8 物的対策の実践へ
SECTION1 未然防止と被害軽減の物的対策~使用方法のポイント
1.物的対策の3つのアプローチ
2.用具の配置,使い方の工夫
3.離床センサーの活用術
4.用具を効果的に活用するために
SECTION2 物的対策品の管理
物的対策品とは
CHAPTER9 地域連携における防止対策の取り組みと課題
SECTION1 病院間の連携としての取り組み
①多摩地域病院間の取り組み
取り組みのはじまり
具体的な開催内容
今後の課題
②療養環境の質を高める会・三河について
療養環境の質を高める会・三河立ち上げの経緯
療養環境の質を高める会・三河の活動とこれから
SECTION2 在宅における事例と対策
転倒・転落防止対策の実際
CHAPTER10 転倒・転落とKYT
SECTION1 転倒・転落防止に向けてのKYTの効果
KYT 定着の必要性
KYT4 ラウンド法の活用
SECTION2 転倒・転落の場面で考えるKYT
転倒・転落の危険ストーリーとは
KYTを実効力のあるものにするためには
SECTION3 ①外来での転倒
事例1 会計機の前のポールに足が引っ掛かり,転倒.立ち上がれなくなった
事例2 術前のオリエンテーションで来院中,エスカレーター乗車時に意識消失し転倒
② 患者アセスメントが活かしきれていない転倒(インシデント)
事例1 情報共有不足による転倒
事例2 シャワー浴後,脱衣所での転倒
CHAPTER11 病院での取り組み事例
SECTION1 病院での取り組み事例
Case Study 01 センサー選定/センサー設定フロー作成の取り組み事例
Case Study 02 複数回転倒事例“ゼロ!”に向けた離床CATCH 活用の取り組み事例
CHAPTER12 転倒・転落事故の法的責任
SECTION1 転倒・転落事故の法的責任
転倒・転落事故をめぐる法的責任の構造
転倒防止義務の内容
施設における取組み
「最善の措置」の内容~裁判所の見解~
CHAPTER13 課題と今後の展望
SECTION1 課題と今後の展望
INDEX

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